goo blog サービス終了のお知らせ 

のり巻き のりのり

飾り巻き寿司や料理、己書、読書など日々のあれこれを書いています



彼岸の入り

2021年09月20日 | つれづれ日記

彼岸花が満開。今日から彼岸の入りです。

なかなか行くことができなかった実家のお墓参りに行きました。

時々訪れていますが、義理の弟や甥たちがいるので、父母妹たちの墓守は任せておくことができます。

近くに叔母のお墓があります。叔母は独身で資産家でした。

亡くなる数年前に自分のお墓を作り、公正証書による遺言書で、弟や何人かの甥や姪に遺産分割をして亡くなりました。

父をはじめ兄弟が6人いましたが、残っているのは弟(叔父)一人だけです。

当然その叔父が遺産の多くを受け取ったわけですが(お世話もしていたので)、亡くなった兄弟分は代襲相続として次世代が受け取ることになりました。

甥姪合わせて9人、思いがけず何分の一か私の所にも回ってきたのです。青天の霹靂でした。

亡くなってから7年が経ちました。

私は実家のお墓に行ったときは必ず叔母の所にも行って花を手向けてきます。

しかし、いつ行っても他の人が(遺産を受け取った叔父やいとこたち)がお墓参りに来た様子はありません。

遠いところにいたり、仕事が忙しかったり、事情はあるでしょう。

でも、もらうものだけもらえば、亡くなった人の所に行っても仕方がないという気持ちがあるなら寂しいよね、叔母さん。

子どもがいなくても、大勢の甥姪がいるから、誰かがきてくれると思ってこんな立派なお墓を作ったんじゃないの?

お墓なんてこんなものかも。

我が家のお墓も年代物ですが、子や孫たちのことを考えると、この先ほんとうに必要なのだろうかと考えてしまいます。

今日は13、8日の月、明日か明後日が満月になります。

南天にあるほぼ満月の月を眺め、庭の草むらですだく虫の音色に耳を傾けています。

しみじみの夜です。

虎屋のういろう。明日と明後日のおやつにしましょう。