とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

それで、足はどうなんだ?(距骨骨折から2年以上経過して)2

2021-05-08 19:11:10 | 距骨骨折・距骨挫傷
距骨骨折? きょこつ、って何?という表情をされることも度々だが、くるぶしの中の骨が割れていて、あの当時は足を着くたびに痛かったのだ。

40代、若いとは言い難い年代、会社と自宅の往復ばかりで運動不足は否めない。しかし別段、不自由は感じていなかったので「なぜこんなことに」という思いが拭えなかった。
ただ駅の階段で足をひねった、だけだったのに。

診断が着いた後、処置されたのは着脱可能なギプスだったが、3か月超、松葉杖使用して家でもこわごわ過ごしてすっかり筋肉の落ちた患脚。今思えば痛くない範囲で動かしておけばよかったのだ。体重さえかけなければ問題なかったのだから。

リハビリのため4か月ほど病院通い。1年して普段の生活ではなんら支障なく痛みもないのだが、むくみや違和感、ふくらはぎの張りがなかなかオサマらなかった。

それが、去年の、いとこに誘われた日帰り旅行の山道行脚+ラジウム温泉で、ちょっとした変化があった。尻のあたりにむずっとしたものを感じたのだ。

実は、20年近く前になるが出産した時からなのだが、足の付け根というか局部の脇といえばいいのか、そこの近辺がずっと無感覚だった。
歩行は問題なかった。だからまさか関連しているとは思わなかったのだが、この感覚がわずかながら復活し、それが足に変化をもたらしたのだ。

ふと思いついて、夫に協力してもらいながら骨盤底筋群の端にあたるであろうお尻の引き締めを試みた。尾てい骨の下あたり、尻の割れ目の両脇を押してもらった。驚いたことに、触れている、押されているという感覚はあるのだが、自分で意識して動かせなかった。触れられていることで意識して動かそうとしやすくなり、ブルブル震えながら、開いてしまっていた尻を引き締めた!!(強調?w)

いろいろ思い当たるのだ。
今の住居に引っ越す時、もちろんトイレなどチェックする。座ってみた時、なんだか小さく感じたので、「便座は今時小さめにしてるんですね!」と話したら、住居の設備に詳しい人が「規格は統一ですから小さくはなってませんよ」という。つまりは、私の尻がデカくなってたってことだった。

長時間立っているのは誰でも辛いものだが、思えば、内臓が下がっている傾向なのか、出産前とは「しんどさ」が違っていた。なんだか疲れやすいのが長年続いていた。子育て辛い、って、こういうことも含まれているんじゃなかろうか?

思い当たる点はまだある。
骨盤ベルトの広告はよく目につくのだが、あるフレーズにくぎ付けになった。ただベルトで締めただけでは改善はしない、というのだ。
その広告では、動画をアップしているので、あるトレーニングをせよとのことだった。トレーニングした上でこのベルトを使え、さすれば良くなるだろう、と。だよね!開きっぱなしなんだから、まずは一旦閉じないとね!!

ファザーファッカーの著者、内田春菊さんの「がんまんが」。
ストーマ(人工肛門)を着けられたとのことだが、つまりは肛門付近を切除したとのあらましをマンガで表現してくれていた。その中で、切除された部分はぽっかりと空洞になっているような感覚だったそうで。
神経が途切れているとそういう感覚だということが分かる。そしてその表現が、私の尻にも当てはまっているのだった。。。

可哀想な尻。ずっとオイテケボリだったのだ。
運動出来ているうちはまだ良かったが、子供の送り迎えなどなくなって、毎日の歩数は減り、座ってばかりの職場だから尻はべたっとして弾力がなく、長時間座っているのも苦痛になってきていた。

そして内腿からずっと細い糸のように、くるぶしへ向かって伸びた筋が、足そのもののコントロールへも影響しているのかもしれないと思った。
足首がプランプランだと距骨骨折の診断の際に整形外科の医師から言われたのだ。足をひねるのはそれが初めてではなく、年に1度くらいの割合だが、それまでにも何度かやってるのだ。
距骨骨折の診断時、うんと伸びきってしまった側の腱はエコーの画像に映っていないとも言っていた。動いているから切れてはいないとのことだった。切れているなら切開して縫い合わせるのだそうだが、体の負担は大きくなるし、今は動いているのだから、アスリートでもなく普通の生活がおくれるだけで十分でしょう、というわけ。

私は勝手に自分のイメージを草原をしなやかに駆ける野生動物だと思ってる節があり(テレ)アスリートではないという点には反論はないけど、至高を目指してしまうのか、体にどこか使えない部分があるのをそのまま捨て置けというのは不満である。

せっせとむくみを取るためのストレッチや足指の運動をしていたものの、全く無駄とは言わないまでも、脚のおおもとの尻が開きっぱなしだったからあまり効果がなかったのだ。

ともあれ、尻の引き締め運動が、自前でできるようになった。寝る前や自宅で椅子に座っている時にもできる。
最初は刺激がないとだめだったのが、今や力を込めることができる。
できるようになって、むくみと違和感が薄れて、足のぽこんとした骨の後ろの腱の部分に痛みを感じるようになった。同時にふくらはぎの張りは緩んだ。

そう、くるぶしの付近の腱もこれまで、無痛だったのだ。

あっちもこっちもオイテケボリ。

でも、また動かせるようになったもの。体は死んじゃいない、
ポンコツ、おんぼろながらそれなりに頑張ってくれるみたいだ。
まだまだ、この体は応えてくれるんだ。

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