とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

それで、足はどうなんだ?(距骨骨折から2年以上経過して)

2021-01-04 18:30:37 | 距骨骨折・距骨挫傷
距骨骨折から、2年5か月が経過している!

もちろん生活に支障はない。
しかし、最近まで浮腫(むく)んでいる箇所があった。今それも解消している。

普段、気がむいた時に、痛めたほうの足ゆびの運動をしている。今現在もだ。
2、3か月前まで、日々そこに刺激を与えているのに、小指と薬指に向かう足の甲が少し浮腫(むく)んでいるのが改善する気配がなく、気になっていた。
振り返れば、転機というか、少し変化があったのはあの紅葉狩りの後だったなぁと思う。

去年の11月初めに紅葉狩りに行ったのだが、これがすごい山道!
山自体が「講」と呼ばれる参拝客の訪れる施設となっているかのような印象。
駅からバスに乗って、ケーブルカーの乗り場を目指す。
ここまでは普通の運動量。
ケーブル下という名のバス停から、実際のケーブルカーの乗り場まで、すごい急こう配の上り坂。いや、ほんの5分ほどの道のりだから、恥ずかしい日ごろの運動不足を実感する。

距骨骨折の足は、なんともない。ただし感覚も、正直言って、あまりない。
思う通りに動かせていると感じるが、やや、本気の踏ん張りは利かないのかもしれない、という不安が残る。動かしている足をみても、あまり実感が伴わない気がするのだ。足の甲の「むくみ」がそれを示しているような気がする。

新型コロナウイルス感染を気にして、みな自分のグループの人とも小声で話すようにしているふうだ。
とても張り切った感じのトレイルランとかするようなスポーティなスタイルの人、登山のための飯盒やら寝袋やらも装備という服装の人、ワンちゃんを抱きかかえたグループ、子連れファミリー。様々な人が居る。
私は脱ぎ着できるものを重ね着しただけ、普通の格好だ。皮のハーフコートにユニクロのフリース、薄手の長袖Tシャツ、コーデュロイのパンツに厚手の靴下、ランニングシューズ。
昼食を食べるところでお風呂も入れる、と聞いていたくらいでノープランだ。
登山!という服装の人達は大きなリュックを背負い、手にはスティックを持っていた。
「?」
私の心に、しゅっと横切る不安。そんなにすごい道も?という不安だ。
一方で日ごろの散歩の延長、と言わんばかりのワンちゃんを連れた人達。私よりも軽装な印象。こちらはワンちゃん用のグッズがあるのでやや荷物のおもむきが異なるが、公園で見かけるスタイルとさほど変わらない。

ケーブルカーが着いた駅はお土産が売られるお店や、思わず立ち食いしたくなる串刺しの川魚の塩焼きやみたらし団子、そのあたりで採れるのだろう、山菜の加工品などなど。
ここも、取り立てて激しい運動とは無縁。
なだらかな、整った小道を標識に従って歩いていく。
山の頂上に神社があり、そのすぐ下にお土産屋さんやら食事処が並んでいるのだった。山々の木々の間に建物が散在するイメージだ。
お土産屋さんやら食事処はさほど急こう配ではないが、だいたいは上り坂。
そして、参道が半端ない上り坂だった。
お参りを済ませる前に食べるのは気が引けたが、私のおなかが主張するので、クルミ蕎麦を食べた。絶品だった!!
後から思えば、とても人気のメニューなので、先に食べて正解だった。
ともかくお腹も満たして急こう配の参道、階段に次ぐ階段をどんどん上った。
若い男の子たちに「すいませーん」と邪魔扱い、道を譲って(追い越され)、ベンチに座って小さなおにぎりをほおばる1歳くらいの双子の男の子たちを見てほっこりし、お参りを済ませた後、散策コースがあるので挑戦することに。

道はかなり気を遣って手入れしてあるのだが、なんせ山道。木の根が張り出すやら、石が地面から突き出しているやら、雨がふれば雨水が流れて削られたのだろう、すじとなった窪み、そしてけっこうな上り坂下り坂の連続。
その日の朝、ちょうど雨が降ったのだろう、しっとりとした森の中の空気はそれだけで健康になる感じがする。
しかし上り坂下り坂、私の足腰、そして距骨骨折した足首、頑張ってはいるが、やはりかなり疲弊したと思う。
そばを食べたのが11時過ぎで、そこからお参りを済ませて1時間ほどは経過している。
途中水を飲んで休憩してはいても、この山道は結構こたえている。滝があるという沢まで降りて、また昇って戻り、13時に予約した食事処へ行きたい。

その散策の道はいろいろなコースがあるようで、途中にあるお茶屋を目当てにする観光の人、山あり谷ありの道を飛んだり跳ねたりトレイルランをしている人、「山登り」としてグループでのんびり歩く老人グループなど。
トレイルランの人たちの身のこなしったら、すごかった。
ぴゅんぴゅんという音が聞こえるかと思うくらい。男性も、女性もいる。
いずれも細身、ぴたりと張りつくようなストレッチ素材のボディスーツのようなものを着ている。道はまだところどころぬかるんでいるので、滑って足をひねらないか心配だが軽やかに走り抜けていく。

そんなところに、こんな普通の格好で来ちゃったのね、と反省しながら、息も上がった40代の私といとこ、予約のお店までちゃんとたどり着いた。
鳥居前のお土産屋さんの立ち並ぶあたりに戻ってきたら、ものすごくホッとしたものだ。
2時間歩き通し、といってもいいが、特に足の震えもなく、痛むところもない、ただ息があがって、お腹が空いている。
お店はいろいろな小道具、古いものがたくさん置いてある、大きな古民家。予約はうまく出来てなかったのかもしれないが、お店のひとはなんてことない、といった感じで笑顔でお風呂の説明をしてくれた。タオルは無料で貸してくれる。シャンプーやリンス、石鹸は備え付け。全然オッケー。
ラジウム泉だ。澄んで綺麗な熱めのお湯。
足が、体が、何かを吸収するような、疲れをすっかりと取り去るような。
お風呂入った後ランチコースを食べる人にはドリンク一杯つけてくれるという。もちろん、ビールをお願いする。
食事は刺身こんにゃく、山菜、ざる蕎麦。どれもさっぱり美味しかった。

そんな紅葉狩りだった。この後、とても疲れて乗るはずだった乗換なしで帰ることができる特急を逃し、乗り継ぎでさらにくたくたになって帰宅。
足は特に痛むこともなく、骨盤、臀部のあたりが筋肉痛。
そこから1か月ほどして、気が付いたのだが、なにも感じなかった足首まわりの筋が、少し痛みを感じるようになったのだ。悪化?ではないように思う。
以前より、足首はしっかりしてきたと感じるからだ。むくみも解消したのだし。

少し付け加えると。
足首まわりの筋はずっとふくらはぎや太ももの中を腰へ向かって伸びているようで、そこから逆側の肩のあたりに影響がでたことがあった。
距骨骨折後1年半後、肩が痛くて背中をこすることや腕を上げて伸びることもできなくなっていた。去年の2月くらいに「オステオパシー施術」を受けた。その時、距骨骨折から来ているふくらはぎの張りを指摘され、後ろ歩きをしたり、すねをさすった方がいい、と言われた。体がねじれていると。
まさか、足のことが肩へ影響を与えるとは。
実際はどうかわからないが、週末、後ろ歩きをしたり、足ゆびの刺激、つま先立ちの運動など続けていると、肩はだんだんと痛まなくなった。
痛めたごく一部のせいで、骨膜がこわばってしまうのかも。
今は腕を後ろに回して背中をこすることもできるし、腕を上に上げることも難なくできる。

体って、バランスが大事なのかもしれない。

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