こんばんは。
地方の営業所の案件を担当する私は、その営業所の営業担当と電話で打ち合わせをするのだが、その際に問われたことだ。
何か、自慢できるようなこと、ありますかって。
意図は、私は遠隔地にいるため顧客へ挨拶周りをすることが出来ないが、営業が外回りをしている間に、内勤営業として社内への手配を受けるため、営業担当としては、私のことを優秀な人間として紹介して、援護射撃をしてくれるということらしい。
確かに、その営業の担当先の人は、どこも私に対して丁寧に言葉をかけてくださるし、時間に余裕のある段階で連絡をくれるし、無茶なことも言ってこない。素晴らしい。リスクの潰しが効いている。
顧客としても、あったことのない人間に、電話をかけて尋ねるというのは、なかなかにやりにくいものであるようだ。そのつなぎに、私のことをさりげなくアピールしてくれていたということらしい。
それで、「何かありませんかね」とその営業が私に聞いてきたのだ。
え~、ないよ。そんなの。その時はそう答えたものの、なんだか虚しい気持ちがしたものだ。
さて、昨日、とこ が来た時、「うちの嫁のところでは、包丁がよく切れる」「皮付きのトマトもスパッと切れる」とお友達に話すとみんな「いいお嫁さんねぇ」とうらやましがるのよと、朗らかに言ってくれた。
あ、これだ、自慢できること!
まぁ、とこ の言っていることは、多少煽てが入っているとしても、皮付きのトマトもスパッと切れるように包丁を研いでいるのは確かに、私だ。
以前、とこ の家では、包丁研ぎは亡くなったお義父さんがいつもやってくれていたんだと聞いた。私は実家で、私の父が包丁を研いでいたのを見たことがあるだけで、見よう見まねでしかないのだが、お義父さんが亡くなった後、包丁の手入れに困っていた とこ のために包丁を研いだ。
まだお義父さんの手入れの良さが効いていたこともあったと思うが、何度かお役に立てる機会を得た。そしてお義父さんの研ぎ石を貰い受けたのだ。
うちのは私がスーパーの催事のテントで売ってた1500円くらいの、なんの銘もない包丁だが、その研ぎ石で研ぐと、よく切れる。姉がうちに来たときも、それこそ、トマトを切っていて、驚いていたものだ。
さて、研ぎ終わった とこ の包丁は、いつ渡せるだろうか。
昨日来たときに、渡してあげられたらよかったなぁ。
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