最近読んだ本（3冊）

『父からの手紙』小杉健治著（光文社文庫） 　 　長編小説。ほのぼのした内容かと思ったら離婚やら殺人やら穏かでないストーリーでした。それぞれの登場人物にそれぞれの歴史があります。子供の頃の思い出や痛手がその後の生き方に大きく影響しますが、家族に良かれと思って自分を犠牲にしたからだと気付かされます。 　人間は窮地に陥った時どうすれば良いか先ず考えます。この小説は親の責任をどう全うすべきかと考えた結果、 . . . 本文を読む