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地球は動物植物及び人間が住む球体。地球に海水空気及陸地がある。
人間は地球から資源を求め宇宙脱出に挑む。


 

新規大卒の教育訓練は新入社員の挫折、退職者を生み出す。

2022-04-03 16:17:39 | 社会の動き 国際問題 外交論

新学年、新学期が始まる。三月に卒業し学生は社会人となり就職先の企業研究の

集大成として入社式に参加して勤労意欲満々である。しかしこれから大学で学んだことは役立つものはないと実践会社の教育訓練を受ける。自己責任で選択した企業のイメージと就職先の乖離にすぐに気が付く。将棋の駒でいう自分は金銀で課長係長の補佐ぐらいの位置に付けると自惚れていたが、実践は「歩」でしかないこと企業組織であることにが付くのに時間がかかった。

ここで自惚れが勝つか自重忍耐の自分が「なり歩」になるかで将来の運命が変わる。若年でありながら次の終活の履歴欄には二社三社を書くことになる。例えばスーパーに就職して最初の仕事は商品の荷出仕である、千点以上ある商品名とその位置を覚えないとレジはできない。ここでは大学出身だという自負は通じない。棚は自動的に在庫の残数を確認できる。

 大学4年時に一級建築士取って木造戸建ての建設会社に就職した。そこには高卒で現場監督している社員がいた。大卒を採用した社長は建築現場で三年間は現場掃除と後片付けをしろと命じた。この大卒は自分が現場掃除をする為にこの会社に入ったのではないと自惚れた。しかし現場監督は100社以上の協力業者とあらゆる交渉をしなければならない。沢山の作業員を差配する下請けの責任者は、大卒の社員では相手にしない。経験豊富な高卒監督の言うことを聞く。経験未熟な新入社員に大学で学んだ机上の空論はでは、豊富な実務経験者を追い越すことはできない。これが先輩経験者の先導の道である。やがて経験の積み重ねが学歴の差に表れる。               2022.04.03


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