羅保派

信頼を取り戻す

489. 奈良見聞録 ミシュラン認定 高取町うどん屋 にしかわ

2020年09月17日 | Weblog
高取町においしいうどん屋さんがあるという。しかし、そこではうどんが茹で上がるのに最低30分以上かかるそうだ。そしてアルバイトも雇わずに、おじさんが1人で切り盛りしているていう。その理由はアルバイトを雇うと、味の秘密が盗まれるからだと言う。おいしいうどん店の秘訣は、意外と簡単だからだ。アルバイトでも盗めるコツだからだ、一流ホテルのレシピが公開されたりしているが、それはレシピを公開したからとて、その一流シェフの技によってできる技は、到底再現できない、ということを知っているからだという。


まあ百聞は一見にしかずだということで、うどん屋さんに行ってみる事にした。 駐車場には車が1台止まっているだけ、お客さんは先客が1組だけ、まず店に入ると、「今からでしたらうどんが茹で上がるのに大体30分ぐらいはかかりますがよろしいでしょうか。」と声がかかる。時間がかかるのは聞いていたので、「あーいいですよ」と答える。先ずその先客のお客さんで手一杯で、注文を取りに来るだけでまず10分待たされる。やっとお茶とともに、店主が注文取りに来て、私は「うどん定食ください」と注文をする。すると店主は、忘れないようにするためなのか、「うどん定食、うどん定食、うどん定食」と繰り返し注文を唱えながら厨房に戻っていった。(続く)












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