58. 鳥取見聞録 驚きの鳥取 鳥取城趾 学校見聞録 J

鳥取市の城跡付近を歩いた。重要文化財に指定されるような歴史的建造物もある。岡山も県立博物館や後楽園や岡山城などがまとまってあるが、ここも鳥取市内の文教地区である。改築中の鳥取西高校が見える。仮校舎ではあるが、立派できれいである。歴史も古く創立143年の鳥取市を代表する名門高校である。











岡山県にも岡山城からほど近い場所に、岡山県内の公立高校では最もレベルが高く、142年の歴史を誇る岡山県立朝日高校がある。いわゆるナンバースクールである旧制第六高等学校跡に立地している。 広島県の公立高校では最もレベルが高い広島市立基町高校、も広島城のすぐそばに立地し、敷地の東に高裁をはじめとする官庁街がある。学校にはエスカレーターまでも備わっている。校舎の設計は京都駅を建築した原広司である。政治、文化の中心に位置公立学校がその市の顔として予算を獲得し、突出した力と進学実績をあげるのだろう。







京都、広島、岡山と違って、ほとんど飲食店がない！やっと見つけたカフェ・ラ・カフェでオムライスを食べる。なんとやはり、人気（ひとけ）がない鳥取で果敢に営業と続けているだけあった。トマトスープで食べるオムライスは、かなりのものだった。この店主は普通のおじさんに見えるが、なかなかの腕がある。

55. 鳥取見聞録 驚きの鳥取 カレー・ケチャップ・マヨネーズの真相 E

The high ratio of dual income households is strongly affecting the lifestyles of Tottori citizens.

鳥取県は岡山県民にとっては最も親近感がある県である。大山があり、皆生温泉がありゾート地である。海の幸も有名であり、岡山県民なら濁った瀬戸内海ではなく澄んだ日本海で泳いだり、氷ノ山や大山でスキーをしたことがあるだろう。学校では大山登山や砂丘遠足をするところもある。 カレールー消費日本一、ケチャップ・マヨネーズ消費も日本一。マヨネーズを刺身にまでかけるという都市伝説まがいな話もあり、卵の購入量も日本一だという。 マスコミはカレー大好き県民として、「カレーパフェ」やら「カレーコーヒー」を取り上げてクローズアップするが実は違う。夫婦共働きの家庭が多いことから作り置きのできるカレーが人気があるのが実情であり、インスタントラーメンも同じ理由であり、ケチャップやマヨネーズで味付けできる簡素な料理が好まれているのだという。確かに鳥取県、島根県は共働き率が高い。最も高いのは福井県だ。 さらに鳥取市民！から驚くべきことを聞いた。「鳥取はすることがないので、・・・女性の中絶率も日本一なんです。」という。真偽のほどはわからない、でもネットで見ると確かに鳥取市は人口に対して中絶率が高い。 鳥取市民が奥さんの出産に来てみたら、近所の女の子がうつむいて顔を隠していたとかという話をしてくれる人もいた。鳥取市には確かに不思議な違和感がある。表面上は人は親切で、礼儀正しい。おそらくいい人だろうという印象だが、その奥にまだ読み解けない不可解な表情があるような気がする。

ちなみに茨城県では、友部の民宿で家族のようにもてなしてもらい、バイクのガソリンを入れていたら、「ナンバーをみて新宿から来たのか、寒かっぺ」といきなり手を握りしめたおっさん。茨城県民にはものすごく感動したのを覚えている。大学の同級生で茨城県民も親切だった。簡潔な説明は偏見を生んでしまうが、ものの本には、因幡は武士文化で、伯耆は商人文化なので、人に対する接し方も違うという。しかし、実際は鳥取米子間の人的流動性もあり、一概には言えないだろう。

しかし、京都のスーパーではあまり売っていない（百貨店や京都駅ナカ、専門店にはある）、茶筅や懐紙が普通にスーパ－でたいてい買えるのは面白い、また個人的には豆腐竹輪も好きである。

52. 鳥取見聞録 驚きの鳥取 岡山と同じ池田藩 J

鳥取も岡山と同じ池田家を藩主としてきた。立派な墓地もある。菩提寺もある。初代鳥取藩主池田光仲の墓から始まり、２代、３代、・・１１大藩主とどれも破格の立派さの鳥取藩歴代藩主のお墓が設立されている。 岡山藩は藩主の池田家の子孫で、特に第16代池田家当主の池田隆政は平成天皇の義理の兄であり、池田動物園を経営する名家である。池田厚子様は平成天皇の姉であり、ご健在でいらっしゃる。