山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

次回公演の構想(1)

2013-12-10 23:53:43 | 透明人間三部作-2014-2015
只今、構想中である。できれば共同脚本となれば良いのだが、お相手さんが引けているのだ。(笑)
どうだい?劇団員諸君、脚本を書くところから共同作業しないか。
劇団員でなくても良い。「われこそは!」と手を上げる人がいれば私は共同で脚本を作りたいと思っているのだが、・・・。
台本作りは12月16日より始める。第一稿は年明けには上がる予定で進めよう。

次回公演⇒劇団夢桟敷No.64「透明人間~未来戦争篇」(仮題)の構想を練っている。
1945年のドキュメント劇にしたかったが、劇作りの構想は事実と妄想を織り交ぜた方がペンは進む。
それで時間を未来設定にした。科学より空想(想像力)を優先する。
嘘には嘘を!虚構を反撃の武器とする。正しい表現の自由。
たかが演劇ではないか。されど演劇である。
当然、事実の資料は前提である。
そこから出発して現代のネガティブを露出し批判しようと企む。
現代のネガティブとは、日本は確実に戦前体制に入ってしまった。
過去、関東大震災後、治安維持法が施行されたように東北大震災後、特定秘密保護法を強行成立させてしまった。
そして繰り返してはならない戦争に突入する。

過去に戦争で亡くなった人間たちが透明人間となって生き返り、未来の戦争を阻止する物語を作る。
名もなく貧しく、無念の死者たちの声なき声。
原発と原爆、青い海と青い空の沖縄と米軍基地。
肉は飛び散り赤い雨が降る。
透明人間のシンボルは少女=おばぁ。軍都に漂う。
ルサンチマン=怨念と化した透明人間が国会へ突入する内乱の劇へ。

戦争とは何か。
戦争はどのようにして作られてしまうのか。
人間たちは戦争の真っただ中でどのように狂ってしまうのか。
それを描きたい。

登場する役者たちはバケモノ論が通用する力量をアップする必要がある。
役者=バケモノ論とは・・・悲しみを表現できる肉体である。
必要不可欠な肉体言語!・・・陰に籠らない。悲しみからポジティブが生まれるのだ。

関東大震災のどさくさに紛れて虐殺された在日朝鮮、中国人とアナーキスト=大杉栄を重ねよう。
バケモノたちによる虐殺とその復讐。

イメージは散らばり過ぎている。
大杉栄のフリーラブ(自由恋愛)=アナーキズムで劇全体に一本の筋を通そう。
それを狙うことで焦点をぼかさないようにしなければならない。
尚、公演期日・会場が決まり次第、発表します。公演体制に入ります。
お国が戦争の準備を始めたのであれば、劇団としてはそれに対抗する公演準備に取り掛かる。



戦争をテーマに取り組んだ劇は過去10本上演した。

■1982年6月
No.7「黒い十字星」(作/上村源太・東京下北沢スーパーマーケット)
■1983年6月
No.9「酔狂偉人伝」(東京下北沢スーパーマーケット)
■1986年7月
No.19「三日月少女」(熊本・アートスペース大宝堂)
■1987年5月
No.21「浪漫時代」(劇的祭'87企画・RKK第二会館ABCスタジオ/福岡市秀功社ホール)
■1990年9月~12月
No.26「アンドロイド伝説」(仮面パフォーマンス企画・佐賀市アートスペース風/熊本市女性センター(熊本県ファンド21助成)/玉名市天満ギャラリー/西原村カフェギャラリー「時の蔵」)
■2000年7月
No.30「星砂のくる海~1945漂流記」(原作/ 下嶋哲朗・新下関卸団地組合会館)
■2001年4月~5月
No.31「1945漂流記~ある病棟の記録」(熊本市国際交流会館/沖縄公演・西原町中央公民館)
■2003年8月
No.37「1945漂流記」(熊本市子ども文化会館)
■2004年4月
No.39「新版1945漂流記」(熊本市吉野スタジオ)
■2005年8月
No.42「「星砂がくる海Ⅱ」(原作/ 下嶋哲朗・熊本市吉野スタジオ/水俣市愛林館/南阿蘇風の音)

いずれもメッセージは反戦だった。
悪夢のドキュメンタリーだった。夢の暴力を劇で表現する。



http://www.geocities.jp/yumesajiki/
劇団夢桟敷の公式ホームページの改修に取り掛かっています。
年内中にはリニューアルする予定です。
見辛いところ、古い情報などが掲載されていますが、暫くご容赦下さい。
尚、新年明けて3月末まで新人を若干名募集致します。
条件は劇団夢桟敷の公演を見たことがある人、それに共感できる人、平日夜18:00-21:30の稽古(週に3回程度、公演前は毎日・熊本市内)に参加できる人、年齢性別不問ですが、高校生は親の同意が必要です。
キッズ部(小中学生)は土曜日昼の稽古も募集しております。
清水公民館講座(熊本市教育委員会)「子供劇を作る」リーダーを養成します。
面接と稽古体験を通して応募を受け付けます。
2014年は旅公演も計画中です。
詳細詳細問い合わせは
yumesajiki@ybb.ne.jp(制作)までお願いします。