山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

励ましに大感謝です。

2015-09-03 09:24:48 | がん治療日記2015-
 8月10日に退院して24日経った。直腸癌切除と転移したリンパ節切除は今のところ成功しました。今のところが肝心なようです。癌は再発の恐れもあり、顕微鏡でも発見されない微小の癌が隠れている場合もあると言われました。
 さりげなく聞こえたイシャのお言葉です。
「健康な細胞の活性化は癌細胞にとって弱点です。あなたのようにいつも笑顔でいると大丈夫ですよ!」・・・内心、スケベ笑いが見抜かれていないことにホッとする。笑うと鼻の下が伸びている場合が殆です。性的な妄想を浮かべている時です。最近、老若男女無差別、かまやしない、好きになることが愛の園なんです。
 つまり、人間を見る目が変わったのでしょう。命として見るようになりました。現実から出発して更に妄想が広がる。現実を見ることは大切ですね。死を逃げ場にすることではなく「生きて逃げよ!」です。生きているからユートピアがある。地獄めぐりの裏返しですね。堕ちても生きる。死んだら、はいオシマイ!を実感しています。それが自然の掟ですよ。

 座長が来年1月夢桟敷公演の台本を書くことを昨日になって聞きました。うん?これまでに4~5本は書いている。第1期(1979年~)[眠れぬ街」のデビュー作に始まり、個人的には第4期(2007年~)の「かぐや」がヒットしたと思っています。
 今年の6月15日、私から座長=夢現(さかもとまり)に主宰が移り、劇団夢桟敷36年の小さな歴史と大きな夢世界を広げて行かねばなりませんね。何?夢世界?・・・徘徊する老婆の物語とは?・・・ふむ。新しい時代の戦争と平和を語ろうとしているのだろうか?
 
 昨日、白い巨塔に通院して人工肛門の袋を接着する穴の開け方が間違っていたことを指摘されました。どうりで痛かったのです。時々、痛みが抜けて「ふぅ~」となる快感だった。この快感はエム?「ほほー。」です。
 昨日より正式な接着になり動きが少し楽になったのも束の間、携帯バルーン点滴を二泊三日装着しなくてはならず、新たな苦痛のハジマリです。
 具体的な苦痛は言葉になりません。精神的な部分が強いからです。うんこ袋と点滴を装備して暮らすことの不憫、傍から見れば愉快に見られますよ。

 さて、この9月より自分の劇団員としての仕事に取り掛かります。当面、来年の秋に向けての東京公演企画、その新たな集団(オーディションで結成します。)の準備に取り掛かります。準備はイベントをして公開致します。尚、この集団名は・・・
 九州「劇」派(仮)
の名称で呼びかけます。3年後のブラジル公演まで繋ぐことも視野に入れております。
 劇団夢桟敷の稽古場に来られればその企画経過や面白さなども話せます。

 今日は気分転換に散髪屋に行くことにしました。休んでいた稽古場にも全力で出席します。
 劇団の壁を超え、街で怪物男優、人を惑わせる美女を一本釣りに参りますが。エリアは九州限定です。