タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

「フレンド」のイタリアンと餃子

2022年09月09日 | ふるさと長岡・嗚呼!田舎暮らし

長岡市民のソウルフードと言えば何でしょう?しょうゆ赤飯、生姜醤油ラーメン、長岡野菜、洋風カツ丼などを思い浮かべる方が多いのではないかと思います。それに「青春の味と思い出」という要素が加わると、ボク的には間違いなくその王座は「フレンド」のイタリアンと餃子に輝きます。ダントツの1位です。

はい。これがそのイタリアンと餃子です。今でも年に数回はこの味を堪能せずにはいられません。

ボクの自宅は長岡市の郊外(平成の大合併前はもっとも外れ)にあり、市の中心部の駅周辺に行くにはバスで30分弱かかります。高校生になって長岡市の中心部の学校にバス通学(や自転車通学)するようになって何が嬉しかったって、「フレンドのイタリアンを食える!」「時々餃子もつけて贅沢できる!」ってことが1番だったような気がします。

部活動を終えて腹ぺこで帰宅するその前に、仲間と「フレンド」に寄って食べるイタリアンは最高でした。当時は200円台だったのかな?高校生のお小遣いでも、週に数回は食べることのできるお手軽さでした。さらに何回かに1回くらいは、それに餃子をつける贅沢。本当に美味しくて幸せでした。お金のないときは、部活の仲間とシェアして食べたことも楽しい思い出です。

新潟県民は普通に「イタリアン」と言いますが、これは決してイタリア料理ではありません。モヤシ入りの太めの麺にミートソースがかけてある「焼きそば」なんですよ。「フレンド」というのは長岡市周辺でその「イタリアン」を長年市民に提供しているファストフード店の名前です。最近はTVの「ケンミンSHOW」なんかでも紹介されているので、新潟県外の方でも知っている人が多くなってきました。

ところがこの「イタリアン」は、新潟県内に2大勢力がありましてね。新潟市を中心に下越地域に展開する「みかづき」と、長岡市を中心に中越地域に展開する「フレンド」が、しのぎを削っているのですよ。味やスタイルにも微妙な違いがありましてね。「みかづき」のイタリアンは、トマト味(酸味)が強くて白生姜がトッピングされていてフォークで食べます。それに対して「フレンド」のイタリアンは、ひき肉たっぷりでスパイシーでコクのある味。こちらは箸で食べますし、サイドメニューに(ほぼ必ず)餃子を食べるというのが「フレンド流」です(あとソフトクリームも)。

ボクはもちろん「フレンド」派。青春時代から親しんできた「フレンド」の食べ慣れた味が大好きです。初めてビッグスワンで「みかづき」のイタリアンを食べたときには、ちょっと違和感を感じたモノです。今は慣れましたけどね。

はい。ここがボクがよく利用する「フレンド喜多町店」です。ドライブスルーで買う人も多いんですよ。そのドライブスルーには、こんな看板も。

「1976年(なんと八百政18歳!)日本初ドライブスルー発祥の地」だそうです。本当かしらね?

埼玉在住のボクの長男も、帰省すると必ず「フレンド」のイタリアンと餃子を「美味い!」「懐かしい!」と言って食べて帰ります。県外出身の長男の妻も4歳の孫娘も、今は「フレンド」の大ファン。こうして長岡のソウルフードの味は、伝承されていくのです。

コメント (3)
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