yamatoの日々成長 日々感謝。

日々の成長振り、日々の中で感謝を感じることなど
赤裸々な日常を綴ります。

カブの旅

2009年05月04日 | Weblog
こんばんわ。
今日はみどりの日です。

日に日にほんとに暖かくなって過ごしやすい毎日となって
おりますが、いかがお過ごしですか。

さてさて、お写真を見ての通り「カブの旅」に行ってきました。
どうでしょう好きの方はピーンときたと思います。
そしていい画像でしょう?どうでしょうみたいに撮れてるでしょ?

そう、やってきました。
いよいよ、夢が叶いカブの旅ができましたよ。

いつもならここで予告をし、行って来まーすぐらい伝えるのに
今回ばかりは敢えて一切ここでは伏せてました。
もう1か月以上前から決まってたのに。
というのも理由があるんですよねぇ~。

私の長年の相棒であります「ミスター」という方にドッキリを
仕掛けたんです。
彼もありがたいことにこのブログの愛読者ですからね。
ネタバレをするのを避けてネ。ごめんねぇ~。


1か月以上前に、ある集まりがあって、そこにミスターも
いたんですよ。
で、彼の口から「バイクもレンタルってやってるもねぇ~」
と何げなく言った一言が私と今回のディレクター役である奴(以下、D)
の心を揺さぶった。

翌日私とDは「昨日の件だけどさぁ」から始まりバイク屋を徹底的に
調べ上げた。
結果、レンタルできるらしい。

私たち、本気にしちゃいましたね。
「カブの旅」をやろうと。この日から計画は始りました。

せっかくだから「ドッキリ」でミスターを驚かそうと。
突然やってきて企画発表してその足でカブに跨ってもらう。とね。

しかしミスターは妻子持ちです。いくら面白いからって簡単には
できません。現実的にはネ。
僕みたいに独身だと何かと対応できるんでしょうけどねぇ。
家庭を持ってる人に「拉致」はできないと思っておりました。

練りに練った結果、「ダメもとで奥さんに協力要請してみっか?」って。


んで、恐る恐るこっそり聞いたんですよ。
「ミスターを旅に連れ出したいんですが…」

「いいですよ?彼さえよければ。」

「いや…ドッキリで…。」

「面白そう!」

「カブに乗せようかと…」

「カブですか…?!」


ってな感じで最終的には快く仕掛け人まで快諾してくれてね。
おまけに10ヶ月の息子と共に同行までしてくれると。
我々企画者にとっては願ってもないことでありがたい限りです。

そんなこんなで半月前からミスターの休みを調べ上げたり
当日の外出の口実を作ってもらったり衣装を買ったり
企画発表のボードを作ってもらったり抜かりない準備を
しておりました。

カブの手配をしているところでハプニングが発生しました。
問い合わせをしていたらなんとカブだけは苫小牧ではやってないと
言われまして…札幌でしか貸せないって言うんです。
企画では家からミスターが出てきたら目の前にカブがあって
驚いてるミスターをカメラで収めつつ企画発表みたいな
イメージだったんですが…
札幌にあるんじゃこの画は無理だなと。

急きょ、企画を変更して2度に渡ってドッキリを仕掛けることに
しました。



5月3日朝8時。時間は奥さんと綿密に打ち合わせ済み。
ミスター本人は家族3人で旭山動物園に行くつもりで身支度を
整えています。

合図とともにスタート。
出かける直前に「ピーンポン」。


何もしらないミスターは「ごめん、これから出かけるんですよ」
なんて言ってました。こっちはそんなことわかってますよ。

「いやいや、ミスター、行きますか。」

「は???」

ここで奥さん後ろから「ミスタードッキリ企画 サイコロの旅」と
描かれたボードを持って登場。唖然となるミスター。

「……うわぁ…やられた…。。ほんとに?!」

戸惑いながらもサイコロを振るミスター。
ボードには…
「1.歌志内2.幌加内3.中札内4.黒松内5.稚内6.神恵内」
ミスター見事に「4」の黒松内を出しました。
ブツブツ言いながらも彼は黒松内に行くもんだと車に
乗り込みトークをしておりました。

この最後が「内」で終わってるのは意味があるんですよね。
決して稚内が出ようが黒松内が出ようがどこにあたっても
行か「ない」という裏があったんです。
そう、黒松内なんて行きません。行き先は実は札幌のバイク屋
なんです。そんなことも知らずに彼は車で打ちひしがれてるのです。

「その前にちょっと札幌のあの公園で前枠を撮ってから」と
なんの違和感もなく札幌に向かうことができました。

いつの間にかバイク屋に到着し「じゃあちょっとトークを」
なんてカメラを回し始めてやっと彼は状況に感づきました。

「実はこちら!カブの旅をします!!」
さすがのミスターも笑ってました。つーか笑うしかないよね。
衣裳のツナギも着せられてるし…。しかも背中にはバシッと
≪いいじゃないか いいじゃないか ヨイヨイヨーイ!≫
って書かれてるし。。
『札幌・旭川300キロ走破』してまいりました。
ミスターの当初の予定通り旭山動物園に向けてネ。
移動手段は違うけど笑


ってなことでカブに乗って走ってきました。
しかしものの見事に走って50キロくらいで後悔し始めましたね。
あんなに楽しみにそして事前準備も抜かりなくしたのに。

辛すぎる…。

思ってた以上にカブって大変ね。ほんとに。
改めてどうでしょうって凄いなって思いましたね。
片道6時間かかったもんね。ヤバイよマジで。
旭川着いたものの思いのほか時間がかかってしまって
後数分で開園時間に間に合いませんでした…。
門を見て近くの屋台で立ち食いして旭山動物園は終了です。

すぐに帰り道です。カブで。
もうね、帰りもあると考えるとウンザリですね。
途中運転手もDともう一人に変わってもらったりと
札幌に着いたのは23時過ぎ。延滞料金もしっかり取られて
まぁ無事に300キロ走破できました。

まぁまぁでも無事に終わって良かったねぇ~なんて言いながら
疲れきって苫小牧に車で帰ってる途中…最大のハプニングが
こんな最後にありました。正に予測不能。

車のタイヤ…パンクしました。
普通じゃまずありえない、しかもこんな時に…。
しかもこの旅の途中に1回パンクしてるから2回も!
身動きできずですよ。千歳空港付近で身動き取れず。

Dの弟とお父さんに急遽レスキューにきてもらい
路上でタイヤ交換です。
結局自宅に帰れたのは2時過ぎ。。。

とんだハプニングに見舞われながらもなんとか無事に
「夢の」カブの旅が完走し生きて帰れました。


ミスターにおかれましては今回、ドッキリなんか仕掛けてしまい
さらには貴重な休みで家族水入らずの旅行の1日を潰してしまい
そしてこんなにハードな企画に強制参加させてで申し訳ないです。
笑って適応してくれたことを感謝するとともにこの場をお借りして
申し訳ございません。

そして奥様も仕掛け人を快く引き受けてくれてありがとうございます。
我々のために貴重な時間を犠牲にさせて申し訳ないです。
結局、旭山動物園も見れずじまいで…申し訳ないです。
心から感謝しています。

さらにはミスター2代目・息子様。
まだ1歳にも満たないのにオジサンたちの悪ふざけな旅に巻き込んで
ごめんねぇ。パパとママと普通に動物園に行きたかったろうに。。

最後のハプニングと言い、ミスター一家、誠に申し訳ないです。
そして寛大に対応してくれてありがとう。


ってなことで非常に濃いハードな旅でした。
私の旅人生で最も過酷な旅でした。

みなさまもこんな企画やる時は十分な覚悟と余裕のある日程で
実施することをお勧めします。
あっあと1日でやろうってのは無謀です。宿は必ず用意したほうが
良いと思われ…。
まぁ…こういうのは本場のどうでしょうを「見る」のが1番ですね。

私たちの「カブの旅」を見たいというマニアック且つ、もの好きな方は
ご一報ください。


ではでは充実したGWをお過ごしください。