10月10日(日)
秋のこどもの日@2日目
行ってきました。
家を出発する時は曇りでしたが
蔵王に着くと
青空
蔵王連峰
チャペルに嬉しそうに泳ぐ
青い鯉のぼりたち🎏
雨の昨日とは
打って変わった爽やかな景色に
思わず「わぁ!」と
声が出てしまいました。
「今日はまず『映画』を観る!」
と決めていたので
会場の「ひなたの湯」へ。
一番最初に上映された
「PRAY FOR JAPAN」は
東日本大震災直後
被災した石巻の光景を
切り取って作られた
ドキュメンタリー映画でした。
「PRAY FOR JAPAN」は
訳すと「日本への祈り」
ボランティアの1人として入った
アメリカ人のリービーさんが
石巻市からの依頼のもと
監督を務めて
出来た映画だそうです。
ネットで調べると
震災の翌年
この映画が公開された時
アメリカの映画館は
連日満員だったと書いてありました。
恥ずかしい事に
私は初めて見たように思います。
あの頃は私も被災者の1人で
沿岸部の皆さんの苦しみには
とうてい叶わないけれど
毎日が必死でした。
しかも
上の方に設置していたテレビが
落ちて壊れてしまい
電気店もみんな閉まっていて
情報が遮断された状態。
我が県の海辺の町の光景を見たのは
テレビが買えた6月の事でした。
この映画には
テレビで見えなかった部分も
色々と映し出され
息をのむような気持ちで
画面に見入ってしまいました。
津波が来たあとの惨状😭
避難所での生活
ボランティアの方たちが
ご自分で持参された
個人の山用テントを
並べて作ったテント村⛺
高校2年生だった健人くん
流された家のそばで
静かに掲げられた
弟の律くんの青い鯉のぼり🎏
サムライアパートメントを通じて
今私にも
何人かの
沿岸部の知り合いの方たちがいます。
皆さん
優しくて明るくて
力強い感じのする人たちです。
でも
こんなに深い悲しみを抱えて
毎日を生きておられるのだなぁと
改めて感じました。
その後に観た
大和監督の映画「Star(スター)」
これも被災地としての故郷が
登場しています。
大和監督と健人くんの
舞台挨拶も聞く事ができました。
映画の会場を後にして
外に出ると
一転して
たくさんの親子連れの
賑やかな姿が
目に飛び込んできました。
キッチンカーの方のお話では
「『昨日のテレビのニュースを見て来ました』
という人が多いみたいですよ。」
との事でした。
青い鯉のぼりの下で
今を生きる子どもたちが
何も知らず
無邪気に走り回っている光景が
「あぁ 幸せだなぁ」
と思いました。
空の上のこどもたちも
きっと一緒に走っている
のかもしれません。😢
響く太鼓の音。
アーティストさんたちの演奏。
そして
このイベントの最後は
映画「Pray for Japan」の
エンディング曲である
紅い花
(ヨシケンさん作)
という曲の合同演奏。
悲しみと希望が混在する
秋のこどもの日は
こうして幕を閉じました。
★付け足し
2日目は無事に4号線に出て
家にも
早く到着する事ができました。
山道も
嫌いではないのですが(山好き)
やはり雨の夜道は
国道に限りますね。😊