河野友見 *Y’z diary*

お仕事記録など

世界遺産へのラクガキ。

2008-07-10 | 海外と旅。
Amazonで旅行ガイドブックを買おう

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

先日、イタリアの大聖堂で日本人学生や高校の野球部監督らの落書きが報道されておりました。
あれを見て、浅はかな観光客の行為がまるで初めてだったかのように放映されたので、何で今頃?と思ったと同時に、もっと厳しい処遇を持ってほしいと思った私です。

イタリアのみならず、ヨーロッパでは聖堂とかお城とか、ふと気づいたところに落書き発見、という事はよくあります。
アルファベットの落書きに混じって、日本人のものもあるわけです。

何故落書きをするのか?
―彼らの記念の為。

多分、それだけだと思うのですが、だったら出口の参拝者ノートに書けばいいんです。
何故わざわざ保存されている建物本体に落書きをするんでしょうね。
古い建物をこよなく愛する私には、信じられない話です・・


今回の報道は、落書きの記念にご丁寧にも学校名を書いたことで犯人が判明しちゃったわけですが、他にゴマンと、日本人による匿名の落書きがあるんです。
それらを海外で見る度に、恥ずかしくて情けない気持ちになります。

今朝の報道では、岐阜の女子大生らが教員と共に現地を訪れ、涙の謝罪をしたところ、現地の関係者に超が付くほどの寛大な許しを得られていました。
イタリア人、優しすぎる・・・
そこまではまあ、分かるのです。

その上、「わざわざ謝罪に来たなんてエライ」と、彼女たちを平和大使に任命したんだそうです。
何故平和大使?意味不明ですが・・・・

確かに、自費で謝罪まで行ったのは勇気ある行動と認められますね。
でも、今回の報道でバレることがなかったならば、あの落書きを悪いことだと彼女達が気づいたでしょうか・・・
彼女たちはもう二度と落書きはしないだろうと思いますが、日本にまだまだたくさんいる、「証拠」を残してこず容疑者扱いを免れたゴマンの落書き者たちにも、「あれは悪いことだった」という認識が与えられたかどうか、その辺を考えてしまいます。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


日本最大のSOHO事業者ネットワーク @SOHO