ONCC 史跡探訪クラブ

史跡探訪の活動記録・紹介

第6回 石山寺、蘆山寺

2024-09-22 | 日記

第6回 石山寺、蘆山寺

まだまだ残暑が厳しかったですが9月19日(木)に 11名で紫式部ゆかりの二寺に出掛けました。
各自で昼食を済ませて、12時にJR石山駅に集合し、京阪バスで石山寺に移動しました。

 石山寺は747年聖武天皇の勅願で良弁僧正により創建された古刹です。
大河ドラマの影響かバスツアー客で賑わっていました。

お庭には、平安時代の雰囲気を出す為か牛車が置かれています。

 

志納所から長い階段を登ると、観音堂があります。 西国三十三観音像が一堂に並べられ、
一度で行ったことになるかも。

 

寺名の由来になった国の天然記念物の巨大な珪灰石の上には多宝塔が見えます。

 

国宝の本堂には、本尊の如意輪観音が安置されていますが、33年に一度しかご開帳されず、
次回は2047年です。
源氏の間には式部と娘賢子のお人形が。

 

式部の墓所は、京都北区にあり、昨年訪問しましたが、ここには供養塔があります。

 

1194年、源頼朝が寄進した多宝塔です。現存最古であり、国宝に指定されています。

 

すぐ近くの崖の上に月見亭があります。そこからは瀬田川や琵琶湖がよく見えます。

 

前夜、前々夜に月見の宴が開催されていたので、ススキのお飾り他がまだ綺麗でした。

 

バス、JR、バスを乗り継いで京都御苑の東側にある蘆山寺を訪ねました。

 

玄関の紫式部像です。 この辺りは式部の曾祖父の藤原兼輔の屋敷跡で、藤原宣孝と住んで
おり、源氏物語を執筆しました。

 

広いお庭には まだ桔梗の花が咲いていました。

 

市バスで、四条河原町に移動し、有志で暑気払いをしましたが、まだまだ暑いです。

 

 

 

 

 


第5回 静岡 駿府城、 他巡り

2024-08-27 | 日記

第5回 静岡 駿府城、他巡り

 今回は、8月25日(日)に 4名で青春18チケットを利用して家康終焉の地、
静岡に出掛けました。

 7時に大阪駅で集合し、7時15分発の新快速に乗り、米原、大垣、豊橋、浜松で
乗換え、13時21分に静岡駅に着きました。

 

暑いので、駿府城公園までタクシーで移動。家康が好きな鷹狩をしている像があります。
一富士、二鷹、三茄は家康が好きだったからと言われています。

 

家康像の近くに、紀州から献上されたミカンを自ら植えたとされる木が大きく育ち、県の
天然記念物になっています。

 

天守台は今も発掘調査が続けられています。当時の江戸城よりも遥かに広いことが判明し
外様大名他に畏怖の念を与えました。

 

江戸への移封前の天正期の天守台と秀忠に譲った後の慶長期の天守台の
違いがよく分かる説明図です。

 

東御門は立派に復元されています。

 

内堀の近くに弥次喜多の像があります。

 

駿府城近くの旧東海道には、府中宿があり、上伝馬本陣、脇本陣がありました。

 

すぐ近くに幕末、江戸に向かう新政府軍の西郷隆盛と幕府の山岡鉄舟が会見し
後日の江戸無血開城に寄与しました。その会見の碑がありました。

 

宝台院は家康の側室で、秀忠の生母の西郷局の菩提寺です。
1626年に秀忠は大伽藍を建て300石の寺領を与えました。

 

境内には西郷局を祀る五輪塔があります。お墓は市内の宝台院別院にあります。

 

その傍らに、水戸に謹慎していた慶喜が1868年7月に宝台院に移って謹慎したと
いう碑があります。

 

その後、1869年10月に謹慎がとかれ代官屋敷に移りました。
1897年東京の巣鴨に移るまでこの地で趣味に興じました。

 

カフェで「宇宙一濃い」という謳い文句に惹かれて抹茶シェイクを頂きました。

 

静岡駅前の今川義元公の像の手前に家康の幼名竹千代の像が出来ています。

 

 15時33分静岡発の電車で、浜松、米原で乗換て、21時17分大阪に戻りました。
 往復、12時間、現地滞在 2時間でしたが、青春チケットを有効に使いました。


第4回 武生 式部ゆかリの地巡り

2024-07-23 | 日記

第4回 武生 式部ゆかりの地巡り

今回は、7月21日(日)に7名で青春18を利用して福井県の越前市に出掛けました。

7時30分にJR大阪駅に集合して、7時45分発の新快速敦賀行きに乗りました。

休日にしたので、通勤ラッシュも無く、何とか全員座れました。 北陸新幹線が敦賀まで

延伸したので、敦賀~武生は第3セクターになり、追加料金780円取られました。

 

今回の目的地はJRポスターにも紹介されている福井県の越前市です。

 

武生駅前にも紫式部の看板、他が付けられていました。

 

駅前から少し西の越前市役所の前に江戸時代のお城の石垣が再現されています。

 

北西に行くと、本興寺があります。平安時代には、国府が置かれており、
式部は父の国司任命に同行してこの近くに来ました。

 

境内には 式部ゆかりの紅梅があります。
式部は白梅を植えたのですが、娘が紅梅を植えたようです。

 

越前国は石川県、福井県と広く大国だったので国府も広大だったと思われます。
丁度、発掘調査されていました。

 

近くには 国分寺がありますが、どこにあったかは分かりません。

 

平安時代に一宮、二宮、他の神社を纏めて総社となりました。今も多くの人が参拝します。

 

引接寺は天台真盛宗の別格本山です。

 

山門は立派で、細微な彫刻が施されています。

 

昼食は越前そばを頂きました。 大根おろしの汁を掛けて頂きましたが、腰がありとても
美味しかったです。

 

2kmほど離れた所の紫式部公園には黄金の十二単衣の紫式部像があります。

 

式部像が見ている方向には、794mの日野山が綺麗な稜線を見せています。

 

駅近くに絵本作家のいわさきちひろが生まれた家があり、記念館になっています。

 

帰路は 武生駅15時29分発で敦賀で乗換て、18時27分に大阪に着きました。

梅雨明けして、急に猛暑になり、とても暑かったです。 お疲れ様でした。


第3回 京都竜神巡り

2024-06-18 | 日記

第3回 京都竜神巡り

 今回は、6月13日(木)に12名で京都市内の竜神巡りに出掛けました。
 10時にJR及び京阪の東福寺駅に集合し、瀧尾神社に向かいました。

 

瀧尾神社は江戸時代の後期に大丸百貨店の創業者の下村彦右衛門が寄進しました。

 

本殿は平安京以前からの雨、水を司る龍神の高龗神を祀った貴船神社奥院が移築されました。

 

神楽殿の天井には大きくて立体的な龍神が据え付けられています。 
例年はお正月しか登れませんが、今年は辰年なので今も見られました。

 

京阪で祇園四条駅に移動し、建仁寺境内にある西来院に行きました。 
鎌倉の建長寺を開山した蘭渓道隆の750年大遠忌に合わせて整備され3月から初公開されて
います。

 

お庭には中国の峨眉山から頂いた大きい石を中心に中根行宏氏、直紀氏が作庭しました。

 

大広間の天井には女流アーティストの陳漫氏の白龍図が飾られています。 
座敷に寝転んで鑑賞できます。

 

座敷には木村英樹氏の登竜門図があり鯉から龍に変化する瞬間を正面から見た
変わった構図の力作です。

 

次に八坂神社へ。 こちらが正門です。

 

本殿は2020年に新規国宝に指定された祇園造りですが、その下には青龍が棲む龍穴があり
漆喰で固められていると言われています。

 

境内には御神水の湧水があります。

 

美御前社の前には、美容水(身も心も美しく)があり、舞妓さんや化粧品メーカーが
お詣りに来ます。

 

円山公園の中の食堂で昼食をと思っていたのですが、4月にお洒落なイタリアンに変身。
美味しかったです。

 

神泉苑は平安京造営時に設けられた禁苑で歴代の天皇が行幸されました。 
弘法大師が祈雨の修法をし、善女龍王を呼んだお蔭で雨が降り、善女龍王社を祀りました。
祇園祭は八坂神社と共に行われ令和4年から御神水との交換が行われ、神輿を清めています。

 

境内にはその年の恵方に向きを変える恵方社があり、今年は東北東に向けられています。

 

 昔から雨や水を司る竜神巡りはあり、石清水八幡宮から貴船神社まで参ったようですが
そのごく一部を見て回りました。


第2回 柳生街道(1)他

2024-05-22 | 日記

第2回 柳生街道(1) 他

 今回は、5月20日(月)に8名で奈良から忍辱山圓成寺まで新緑の柳生街道を歩きました。
 前日の夜半まで雨が降っていたので心配しましたが、当日の朝は曇り後晴で良かったです。
 10時に近鉄奈良駅に集合し、バスで破石町に移動して歩き始めました。

 

バス停から東に進んで行くとやがて、左手の春日山に白乳神社があります。 
春日神社の末社でよく鹿もいます。

 

やがて山道になり、進むと左手に寝仏があります。 
下見の時には標識があったのに無くなっていて少し迷いました。

 

山道から少し離れた所に、夕日観音と三体地蔵があります。 
しかし、落石注意の標示とロープがあるので、遠くから見ました。

 

更に進むと巨岩に東向きに朝日観音が見られました。

 

休憩所と綺麗なトイレがありますが、まわりには初夏に輝く青もみじが見られました。

 

その近くに荒木又右エ門が試し切りをしたと伝わる首切地蔵があります。

 

田植えも終わっていました。

 

街道の近くに江戸時代の石燈籠もあり、往時は街道が頻繁に利用されていたのが偲ばれます。

 

ゴールが近づき、木洩れ日の山道を快調に進みました。

 

忍辱山円成寺に到着。 秋には紅葉のトンネルが楽しめますがまだ青もみじです。

 

国宝運慶作の大日如来像は相應殿に安置されていますが、多宝塔には像があります。
国宝は撮影禁止ですが、こちらは大丈夫です。

 

国宝の春日堂、白山堂の近くには真っ赤なモミジがありました。 ノムラモミジかも。

 

大きい池があり、周りは新緑が美しいです。

 

16時07分発のバスで近鉄奈良駅に戻りました。 
今回の続きは秋に柳生から忍辱山まで歩く予定です。