「子供の頃の遊びといえば？」

「子供の頃の遊びといえば？」　「缶蹴り」です。
近所の友達と神社に集まって「缶蹴り」ばっかりやっていました。今は「友達＝同じ歳」の傾向がありますが、当時は年齢はバラバラ、中学生から幼稚園まで混在していて同じ条件では遊べませんので、小学３年生までくらいは「ままこ」と呼ばれ捕まっても鬼になる必要はありませんでした。
「缶蹴り」は戦略的に戦う事が可能なので、攻守ともに「ままこ」の小さい子供らを操って「おとり」にしたり「スパイ」に使ったりしていました。こんな遊びを通して勝つための「汚い方法」を覚えていたのですね（笑）。
今からは考えられないでしょうが「缶蹴り」を始める前に大事な事がありました。それは「缶（カンカン）」を探す事です、今みたいに缶入りの飲料水が溢れている時代ではなかったので、カンカンを探すのが大変でした。見つけて一日遊んだカンカンは神社の目立たない所に隠して保管していたほど大事な物でした。
同じ仲間で勝者が敗者から「ビー玉」や「しかくめん」を取り上げる遊びもやっていましたが、ほとんどの場合は年長者が勝ち、年少者に賭け事の厳しさも教えていました。
とにかく暗くなるまで遊んで泥だらけで帰宅し親に怒られ、泥まみれでは家には上がらせて貰えず、外の水道や井戸でパンツ一丁になって手足を洗っていました、今も酔っぱらって帰宅すると家に入れて貰えないので、ほとんど成長していないようです（笑）。