Degreeは売っちゃったので、アドレスV125Sで散歩に行こう~♪

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ひとつ目女 椎名誠

2008年12月18日 | 映画・本・ラジオ

戦後のお話ですね・・戦後と言っても中国と中国以外のアジア圏の国々との戦争の後のお話、アメリカは勝ったのか負けたのか分かりませんが、中国領日本からは手を引いているようです。大国同士の戦争というと核戦争と考えてしまいますが、この戦争は他国の環境を破壊し、国力が落ちてきた頃に人造人間や歩兵を送り込んで制圧、その後に中国領アジアの色々な民族を大量に送り込み中国領アジアの周辺地域として中国に同化してしまう、占領地の文化や伝統を完全に破壊する戦術のようです。

その戦後のトーキョーに住む「おれ」が謎の「雲去」と共に、高額で売れるという「ひとつ目女」を連れて、捜索を依頼された「らくだ」を牽いて旅に出る、と言うお話。

宇宙戦艦ヤマトが窮地に陥った時の真田技師が、ドラえもんの四次元ポケットように「行き当たりばったりの秘密兵器」を取り出す事に何の不思議も感じない程のお馬鹿なSF好きの僕には「なんとなく面白い本」でした。

僕はお馬鹿なので漢字にルビをふって欲しかったですね、難しい漢字は「なんとなく分かる」で読み飛ばしてしまいました(笑)

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女の絶望 伊藤比呂美

2008年12月15日 | 映画・本・ラジオ

面白かったので一気に読みました。たぶん若い時ならば読まなかった本ですね、将来に夢を持てなくなるから(笑)。

身の上相談回答者の伊藤しろみ嬢が「性」、「男と女」、「夫婦関係」、「更年期」、「老い」、「介護」などに答えていく形で話が進みます。身の上相談への回答なのですが、それは伊藤しろみ嬢の半生から生まれた言葉が並び、赤裸々に彼女の半生を語っているようでもあります。

更年期を過ぎた女の目線で書いてありますが、更年期間近の男が読んでも面白いです。この本を読むと自分自身の若い時を振り返る事が出来ます、技術家庭の授業で「エンジンシリンダー内でのピストン運動」と聞いただけで興奮していた十代の頃、交際相手に不慣れな事を見透かされないように変な気を遣っていた二十代の頃、結婚後に今までの不遇な時間を取り戻すように頑張った三十代の頃、そして元気が無くなってきた40代の今。伊藤しろみ嬢の目線を感じながら、その時々の女性との付き合いや会話を思い返すと「そんな風に思われていたのかも?」と可笑しくなります。そして「老い」と「介護」は覚悟しておきます。

本の帯に「文学と実用書のハイブリッド本!」と書いてありますので、お得かも?

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