アカデミー国際長篇映画賞や日本アカデミー賞の「ドライブ・マイ・カー」を見ました。もう今日見に行かないと映画館で見る機会を失うと思ったので無理矢理行きました。
3時間の長篇ですが退屈はしませんでした。西島秀俊君演出する劇中劇の中の台詞が、台本のト書きみたいな感じでした。サーブ900を三浦透子さんが運転する長いシーンも車内で流れる霧島れいかさんのカセットテープの音声で物語が進んでいきました。最初の本読みの段階での感情を抑えた台詞が映画と劇中劇の進行とともに感情を帯びてくる、気のせいかカセットテープの音声も感情が出てきた感じに聞こえてきました。なにより多国籍な言葉の台詞が自然と繋がっていくのが良かったです。還暦過ぎで手遅れですが人生を少し考えました、笑。