7月が始まる1日はカナダディー!祝日でのはじまりはじまり・・・夏を歓迎しながら、カナダの誕生日をみんなでお祝いして盛り上がります。こんなにも国旗に敬意を持つ国民は果たしているのだろうか?と思うくらい赤・白色の洋服やカナダの国旗をそれぞれのスタイルで掲げている姿にふっと熱く温かくなる。私はジャズをこよなく愛していて偉大なる知人とグランビル・アイランドのジャズフェスティバルにお誘いを頂き行ってきました。芝生に座りながらの屋外ステージや本格的なステージでの生ライブ等、ジャズのハシゴをして盛り上がってきました。もちろん無料!この国はお金がなくても、本質的な豊かな楽しさがたくさんある国だと改めて思いながら、天と地と一体になりエクセレントなカナダディーの空気に包まれ溶け込んできました。
◆カナダガールのようなスタイル!カナダの国旗とバッジが街中で配られます!本当に個人の個性主義な国であります。だから温かい自由な空気が溢れています。
◆I LOVE CANADA
◆ほとんどのお店がクローズになります。こんな業務連絡の看板にも愛を感じる・・・
そして、翌日は4時起きで早朝からバンクーバーから車で北上すること12時間(800Km)かけてカナダの中でもカナダという所に行ってきました。久しぶりの車酔いでかなりバテて果てながらも、最果ての所まで行ってきました。そこは一言で『別天地』という以外言葉が見つからない私であります。昼間は30度くらいで、夜や明け方は0度(前日はマイナス2度)、しかも寝床は大草原の中の『ティピ』というテントの布一枚の生活です。人間の原点の在り方や生き方を全身で感じながらの3日間でした。トイレもすべて循環スタイル!無駄なものがまったく存在しなくて、すべてがそれぞれの呼吸を自分の中心でしているようでした。
◆これがティピ!寒くて寝れない方もいたりするくらい寒かった・・・でも爆睡な私!
◆中は床の上にベットがありこの上で寝袋で寝ます!地球に溶け込むような時間でした。
◆小さいティピはトイレで、中はこんな感じ!座りながら目の前に広がる景色に魅了されてしまい10分くらい座っていた・・・足元やまわりは草だらけ!
◆母屋の家からの景色!ハミングバードが飛んできた瞬間!
◆テラスで読書をしたり、完全なる無重力な時間を過ごしつつ・・・
ここはオーガニックのお店のtamaの取引しているファームです。スイスから移住したご夫婦が広大な山を手に入れて、オーガニックの自給自足の生活と生産(お肉)をしているところです。売れるからオーガニックを扱うのではなく、彼らの生活の思想がそのまま野菜や牛・馬・羊・鶏・蜂・ヤギ他の生き物すべてに取り入れられて生産されているところです。私的に言うならば、『生き方と働き方が完全に一致している』であります。ここのお肉は食べたらどれだけ市販の大量生産のお肉と違うかよくわかります。牛の乳絞りから始まり、バター・チーズや蜂蜜や漬物等すべて自給自足な生活でした。彼らの生活を目の当たりにして新しい記憶がインストール完了!という感じ。
◆魔法がかけれらたような美味しいバター!
◆自家製の蜂蜜
◆オーガニックの野菜たちはその日の分だけ収穫してそのままキッチン行き!
◆漬物たちには、言葉のラベルを張っています!その通りになるそうです。
◆農作業もあれこれお手伝いさせてもらいました。移動はこのバギーで!
◆二人乗りのバギーの後ろに立って風を感じながら、植物たちの水撒きへいざ出発!
別の天と地なるところでした。静かに深く感動してしまいました。いろいろな旅のスタイルがあると思う。でもやはり住まうような旅が大好き。もちろん通りすがりのような3日間だけだから、大げさなことは言えませんが・・・来週には飛行機で10時間かけて一度日本に帰国します。今回一緒に行った大ちゃんは2年かけて世界中の有機農法の農家に住込みでまわるそうです。9月には次の国へ・・・人と人の距離の繋がりは単位が存在しないもので、それこそ手あかのついた言葉かもしれませんが『縁』になるのでしょうか。お金の『円』では換算できないもう1つの『縁』という単位をやはり大切にしたいと思う。かけがえのない人たちとは、たとえ遠く離れても、お互いに胸の中で生き続けるものだと・・・家族でも・・・そして、全ての生き物たちの許と笑顔の下で自分が存在していることも・・・ここにはもう1つの別天地も存在している本当の意味での別天地でした。
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