今回は、新京成線の「高根公団」の駅名にもなっている、
「公団高根台団地」
です。
この団地は、千葉県船橋市高根台にある公団(現・UR)団地で、昭和36年に入居開始となった団地です。
この団地は、非常に大きな規模の団地で、200棟以上の住棟から構成されています。
この団地、「団地マニア」の間では、非常に有名な団地です。
その理由として、
① 中層フラット層の他、テラスハウス、ボックス型ポイントハウスで構成されているということ。
② 団地の配置計画を担当したのが、「公団団地の最高傑作」と言われている【公団阿佐ヶ谷住宅】や、【多摩平団地(現・多摩平の森)】を手がけた、【津端修一】氏であるということ。
③ 土地の起伏を生かした、素晴らしい住棟配置であること。
などが挙げられます。
しかし、残念なことに、この団地も、建て替え対象になっており、現在、すでに団地のテラスハウスの多くは、取り壊されています。
この、素晴らしい団地に巡礼できる時間も、残り僅かとなりました。
もし、団地や建築に興味のある方は、是非、一度巡礼に行ってみては如何でしょうか。
まずは、案内板です。
住宅都市整備公団のままの案内板に「萌え~」のでれすけなのでありました…。
案内板の、東側のテラスハウスは、既に取り壊しが完了しており、建て替え前線は、ボックス型ポイントハウスの賃貸棟にまで進んでいます。
ここの団地の目玉は「ボックス型ポイントハウス」。
「公団花畑団地」の記事でも紹介したポイントハウスの形です。
階段室側(北側)から撮影した写真です。
「こんなにピカピカなのに、取り壊しちゃうの???」と、ビックリしたでれすけでしたが、それは勘違いでした。
近くにいた住民の方に伺うと、目抜き通りを挟んだ南側の棟は、分譲棟であり、建て替え対象外なのだそうです。
少しだけ、ホッとしたでれすけなのでありました…。
建て替え対象の住棟は、こっち。
1枚目の写真と比べると、ペンキは接げ、老朽化していることがわかります…。
分譲棟は新たに塗装され、美しい外観を保っています。
きっと、昭和30年代には、賃貸棟もピカピカだったのでしょう…。
公団団地の賃貸棟は、18年に1回、外壁の塗り替えを行うそうですが、分譲棟の塗り替えは、どのくらいのペースで行われているのでしょうか…??
ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください
こちらは現存する(絶滅間際の)「テラスハウス」。
住棟番号は、ちょっと「都営団地」っぽい臭いがします。
写真でも分かるように、この団地は起伏が激しいのですが、その起伏を逆に生かして、住棟が配置されています。
中層フラット層。
「庇(ひさし)」のあるタイプの住棟です。
煙突がオシャレ♪
もちろん、ダストシュートはあります…が、使用されてはいません。
168号棟。
住棟番号の位置が、こんなところにあるなんて、ちょっとカルチャーショックです。
すでに、住民の退去が完了していました…。
公団仕様の「柵」。
昔は、中央の穴の所にひもが通っていました。
でれすけの住んでいた公団団地でも普通に見られていたものです。
別のタイプの案内板。
既に退去の完了した賃貸棟のボックスハウス。
見て下さい!!この贅沢な住宅の配置を!!!
芝生に囲まれた高級住宅を思わせます。
こういう団地にも住んでみたかった…。
遠くに見えるのが「テラスハウス」。
公団仕様の街灯。
当たり前のように存在していますが、見納めとなる日も近付いています…。
賃貸棟のボックスハウスの階段室入口。
ダストシュートも、配電盤も健在。
入口の手前に階段があることからも、土地の起伏が激しいことがよく分かります。
散った葉桜と、建て替え直前の団地。
窓のサッシは木製。レトロな感じがオシャレ♪
立ち退きが完了している棟。
もう、誰も「ただいま」と帰って来る事はありません。
47年間、人々の暮らしを守ってきた団地。
今、静かにその役割を終えようとしています…。
半世紀、この地で4650世帯のくらしを支えた高根台団地。
今、人々の想い出になろうとしています。
さようなら、高根台団地…。
「公団高根台団地」
です。
この団地は、千葉県船橋市高根台にある公団(現・UR)団地で、昭和36年に入居開始となった団地です。
この団地は、非常に大きな規模の団地で、200棟以上の住棟から構成されています。
この団地、「団地マニア」の間では、非常に有名な団地です。
その理由として、
① 中層フラット層の他、テラスハウス、ボックス型ポイントハウスで構成されているということ。
② 団地の配置計画を担当したのが、「公団団地の最高傑作」と言われている【公団阿佐ヶ谷住宅】や、【多摩平団地(現・多摩平の森)】を手がけた、【津端修一】氏であるということ。
③ 土地の起伏を生かした、素晴らしい住棟配置であること。
などが挙げられます。
しかし、残念なことに、この団地も、建て替え対象になっており、現在、すでに団地のテラスハウスの多くは、取り壊されています。
この、素晴らしい団地に巡礼できる時間も、残り僅かとなりました。
もし、団地や建築に興味のある方は、是非、一度巡礼に行ってみては如何でしょうか。
まずは、案内板です。
住宅都市整備公団のままの案内板に「萌え~」のでれすけなのでありました…。
案内板の、東側のテラスハウスは、既に取り壊しが完了しており、建て替え前線は、ボックス型ポイントハウスの賃貸棟にまで進んでいます。
ここの団地の目玉は「ボックス型ポイントハウス」。
「公団花畑団地」の記事でも紹介したポイントハウスの形です。
階段室側(北側)から撮影した写真です。
「こんなにピカピカなのに、取り壊しちゃうの???」と、ビックリしたでれすけでしたが、それは勘違いでした。
近くにいた住民の方に伺うと、目抜き通りを挟んだ南側の棟は、分譲棟であり、建て替え対象外なのだそうです。
少しだけ、ホッとしたでれすけなのでありました…。
建て替え対象の住棟は、こっち。
1枚目の写真と比べると、ペンキは接げ、老朽化していることがわかります…。
分譲棟は新たに塗装され、美しい外観を保っています。
きっと、昭和30年代には、賃貸棟もピカピカだったのでしょう…。
公団団地の賃貸棟は、18年に1回、外壁の塗り替えを行うそうですが、分譲棟の塗り替えは、どのくらいのペースで行われているのでしょうか…??
ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください
こちらは現存する(絶滅間際の)「テラスハウス」。
住棟番号は、ちょっと「都営団地」っぽい臭いがします。
写真でも分かるように、この団地は起伏が激しいのですが、その起伏を逆に生かして、住棟が配置されています。
中層フラット層。
「庇(ひさし)」のあるタイプの住棟です。
煙突がオシャレ♪
もちろん、ダストシュートはあります…が、使用されてはいません。
168号棟。
住棟番号の位置が、こんなところにあるなんて、ちょっとカルチャーショックです。
すでに、住民の退去が完了していました…。
公団仕様の「柵」。
昔は、中央の穴の所にひもが通っていました。
でれすけの住んでいた公団団地でも普通に見られていたものです。
別のタイプの案内板。
既に退去の完了した賃貸棟のボックスハウス。
見て下さい!!この贅沢な住宅の配置を!!!
芝生に囲まれた高級住宅を思わせます。
こういう団地にも住んでみたかった…。
遠くに見えるのが「テラスハウス」。
公団仕様の街灯。
当たり前のように存在していますが、見納めとなる日も近付いています…。
賃貸棟のボックスハウスの階段室入口。
ダストシュートも、配電盤も健在。
入口の手前に階段があることからも、土地の起伏が激しいことがよく分かります。
散った葉桜と、建て替え直前の団地。
窓のサッシは木製。レトロな感じがオシャレ♪
立ち退きが完了している棟。
もう、誰も「ただいま」と帰って来る事はありません。
47年間、人々の暮らしを守ってきた団地。
今、静かにその役割を終えようとしています…。
半世紀、この地で4650世帯のくらしを支えた高根台団地。
今、人々の想い出になろうとしています。
さようなら、高根台団地…。