スコティッシュ・フォールドのひとりごと

スコティッシュ・フォールドの「ひー(オス・19歳)」とその妹「こっちゃん・11歳」、その飼い主「でれすけ」のブログ

都市住宅技術研究所特別公開~UR都市機構~

2008年05月31日 | 「団地・建物・給水塔」
先日、東京都八王子市にある「UR都市機構 都市住宅技術研究所」の、年に1回の特別公開に行ってきました。

通常は、事前予約をしなくては観に行くことができない場所なのですが、毎年1回、予約不要で研究所を特別公開しています。

この「都市住宅技術研究所」、URが「新しい都市の暮らしを科学し、より快適な都市生活の実現に役立つ技術や新たなまちづくり事業手法等についての調査研究している」場所なのです。

研究所内には、環境共生実験ヤードとしてビオトープがあったり、振動実験棟として地震の模擬体験が出来たり、住まいと環境館では屋上緑化やリニューアル技術、雨水循環システム、雨水浸透工法の模型があったり、シックハウス実験住宅にはサイホン排水システムの紹介があったり、構造素材実験棟ではコンクリートの圧縮強度やRC構造物の探査実験が見られたり、地震防災館では免震工法が紹介されていたり、風洞実験棟では風の実験が見られたり、住居性能館では住宅の基本性能を学べたりします。

…と、ここまでは、非常に専門性が高すぎて、建築や土木などの専門家じゃないと展示を見ても「なんのこっちゃ???」といった感が否めないのですが(…実際、これらの実験棟には、見るからに「建築士」や「建築学科の学生」「デザイン系の学生」といった感じの人たちしかいませんでした…)、実は、この研究所内には、団地マニア必見の場所があるのです。

それは「集合住宅歴史館」

ここには、古いRC共同住宅の代表的な「作品」が移築され、再現展示されています。

そのラインナップは

① 同潤会アパート

② 公団蓮根団地

③ 公団多摩平団地テラスハウス

④ 公団晴海高層アパート


…団地マニアが見たら、思わず身震いしてしまうような素晴らしい団地ばかりです。

「集合住宅歴史館」は、改めて紹介する予定です




さて、この研究所はJR八高線の北八王子駅から徒歩10分ほどの場所にあり、ケンウッドやオリンパスなどの大企業の工場が密集している工場団地の中にあります。

この研究所には、



こんな赤白タワーがあって、遠くからでも研究所の場所がすぐに分かるようになっています

(この日は天気が悪くて、赤白タワーに見えませんね…







研究所内のいたるところに「公団」時代の名残が残っています。







そして、ここでも発見

「公団仕様」の街灯です






今まで「マル住」マンホールは幾つも紹介してきましたが、これは「日本住宅公団」ではなく、「住宅都市整備公団」のマークのマンホールです







雨水用のマンホールです
ここではまだまだこれらのマンホールが健在で、ちょびっと嬉しくなりました


次回は、「集合住宅歴史館」について紹介します