欧米では良い家具は修理しながら何世代にもわたって使い続けるという文化があり、現在私たち補修業者が使っているドイツ製やアメリカ製の材料等はそういった文化の中で発達してきたものが多いのです。
ダニエル家具といえば「100年家具」、日本では有名なアンティーク家具メーカーです。このたび、久しぶりに素晴らしい作りの家具を看させていただきました。
天板の塗膜が剥がれ、木地が出ている部分は汚れがしみて黒ずんでしまっています。
これらの写真はお客さんからいただいたものです。
一旦、塗膜を剥離し、しみ抜きをかけて綺麗な下地を作り、
木工塗装の手順に従い施塗作業。倉庫内の見苦しいモノは隠させていただきました(笑)
自分の好きな色に仕上げるわけにはいかないので、元の色と比較しながら。
元の色(引出し)と全く同じ色に仕上がりました。
良い家具はきちんとメンテナンスをするといつまででも使えるものです。こういう作業は無垢板を使用したこの家具だったからできた事です。