玄関ドアの真正面に誰かが引っ掻きキズをつけています。「学校」と読めます。
拡大鏡を覗きながら、線の太さ(約0.2ミリ程度)の真上だけに着色を施していきます。木目によって色を変えながら。息を止めながら。
途中、無意識のうちに、書き順に従って色を乗せている自分に気づき、「習字か!」などと突っ込みをいれつつ。
顔を30センチくらいに近づけない限りわからない程度に仕上がりました。
落書きは犯罪になりますよー。
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殆どこのような場合、削ったりせずに、段差部分に斜めにパテ処理をして、引っ掛かりを緩和させる程度の処置をとります。しかし、こちらの現場の場合、すでに片側が削られていました。
写真は私がさらに削り、ほぼ面一の状態にしたところです。ここから木目を描いてゆきます。
下地色を付けたところです。
微細な木目を描きこんでいきます。
地の部分と描いた部分の境が分からなくなるまで、丹念に描きこみます。
2時間半の取り組みの結果です。表面は水性ウレタンでしっかりコーティングされています。
上手く出来たと思っていましたが、やはり、写真は正直だなーと思います。もっと上達して、お客様に感動していただけるようにならなければ。。。
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