よみがえりの技(わざ)

愛知・名古屋でフローリングキズ補修・建材キズ補修をしている、株式会社リペアマスターの社員たちによる現場日誌

窓際のフローリング劣化補修

2015年04月13日 | リペアマスター作業事例/中古物件

株式会社リペアマスターでは、新築のキズ補修だけでなく、中古物件のリフォーム工事に伴う補修工事も行っています。

掃き出し窓際のフローリングは日差しや風雨の影響で特に痛みやすいところです。

際の部分は完全に塗装が剥がれ、カビが発生していました。

さらに拡大・・・

まず清掃、そして研磨、そして一枚ずつ仕切りながらベース色を吹き付け、木目を描いていきます。下の写真は違いが分かるように着色した側の養生を取って撮影しています。何故一枚ずつ仕上げていくか・・・?それは一度に全体を取り扱うとどうしても大雑把になっしまうからです。こうして微妙な色目の変化が生じ、自然な感じを醸し出すことができます。

最後に全体の色目を整え、ワックスを塗って仕上がりです。艶が上がると色目が変わって見えるので要注意です。一枚一枚、微妙に色が違うのがお分かりですか?

以上で4時間の作業でした。

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ダニエル家具天板のリフィニッシュ

2015年04月07日 | 家具の補修・リフィニッシュ

欧米では良い家具は修理しながら何世代にもわたって使い続けるという文化があり、現在私たち補修業者が使っているドイツ製やアメリカ製の材料等はそういった文化の中で発達してきたものが多いのです。
ダニエル家具といえば「100年家具」、日本では有名なアンティーク家具メーカーです。このたび、久しぶりに素晴らしい作りの家具を看させていただきました。

天板の塗膜が剥がれ、木地が出ている部分は汚れがしみて黒ずんでしまっています。

これらの写真はお客さんからいただいたものです。

一旦、塗膜を剥離し、しみ抜きをかけて綺麗な下地を作り、

木工塗装の手順に従い施塗作業。倉庫内の見苦しいモノは隠させていただきました(笑)

自分の好きな色に仕上げるわけにはいかないので、元の色と比較しながら。

元の色(引出し)と全く同じ色に仕上がりました。
良い家具はきちんとメンテナンスをするといつまででも使えるものです。こういう作業は無垢板を使用したこの家具だったからできた事です。

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