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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

定額給付金の報告

2009-06-02 | いろいろ
定額給付金を受け取りました。
ぼくのもらった12,000円の使途ですが、
・地元の環境NPO(上の写真)の年会費&寄付(8000円)
・国際的な報道写真の雑誌の年間購読料(8400円)
に充てさせてもらいました。

未来世代からの借金ですので、将来を良くする使い方を。

・・と思いつつ、子供の分は生活費とさせてもらいました(泣)



さて、新聞によると、このたび参議院では否決されながらも成立した補正予算は、100年に一度の不況に対応した追加経済対策として以下の内容となっているそうです。

・総額 13兆9300億円
・その財源のうち、10兆8000億円は赤字国債を含む国債の増発
・歳出規模、国債発行額とも過去最大

・そのうち、農林水産業で1兆302億円(全体の7.4%)
・農林水産業のうち主なものとして、
 農地を担い手へ効率的に集積するため、貸し出した人への補助金 2979億円
 麦や大豆など米の減反作物への追加助成金 1168億円
 農業機械のリースへの助成 272億円
 農業施設への太陽発電パネル設置 193億円
 耕作放棄地の復元 150億円  などなど。

・その他の分野の主なものは、
 緊急人材育成・就職支援 7000億円
 環境対応車の購入助成 3700億円
 省エネ家電へのエコポイント助成 2900億円
 新型インフルエンザ対策 1300億円(もう収束してないか?!)
 子育て応援特別手当拡充 1300億円

13兆円という過去最大の補正予算を組んだわけですが(09年度の当初予算に追加して)、これでホントーに景気がよくなるのかな?借金が増えることを考えると、束の間のアリガタミかもしれません・・

ちなみに、農林水産業が日本のGDPに占める割合は1.2%(H18)です。農業だけでは0.9%。水産業だけだと0.16%。こんなに少ないのか!と調べてみて驚きました。(参考:農林水産省のデータ

六ヶ所村ラプソディー」というドキュメンタリー映画の中で、アイルランドの漁民が、「おれたちアイルランド漁民のGDPへの貢献は1%もないんだ。だから漁業への放射能の危惧なんて無視される。その点、日本は漁業国だから政府も守ってくれるはずじゃないのか」というようなことを言っていましたが、日本でもアイルランドと同じ状況だったんですね。
(でもGDPがどれだけ高いかより、どれだけ人の幸福に貢献したか(GNH)が本当は大事なことです)

その割には、今回は全体の7.4%と高い支援をしています。
農林水産業の従事者数の割合は、4.5%(H17)という数値がweb上にあったのですが、人口割合で考えても高めです。
ふむ?