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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

益子・土祭hijisai

2009-09-20 | いろいろ
古代日本語で土を表すヒジ。
陶器を作る元であり、食べ物が育つ圃場であり、人が暮らす舞台である「土」から地域起こしをするイベント、その名も「土祭」が栃木県益子町で始まりました。
19日から10月4日(日)まで。

20日に行ってきました。
まだ初回だからか、意外に人出は少なめ。

寂れてしまった駅前通りの商店街の空き店舗や古い建物をリノベーションし、ギャラリーとして或いはカフェとして再生していました。イベント後もギャラリー等として活用されるそうです。

竹林の再生もテーマで、出店テント、街角の休みどころのベンチ、のぼり旗など、すべて竹を切り出し、利用しています。

益子焼の出店はもちろん、草木染め、太鼓のライヴ、おいしい食べ物屋も。
毎日ライブがあって、最終日は奄美シマ唄の朝崎郁恵さんなど。

100円でセンスよいガイドブックを販売していて、500円で全ギャラリー、ライヴを観れるパスポートが買えます。

芸術による地域おこしが、市民と行政が連携して取り組まれていて、いいです。
環境にも配慮し、新しい価値観を提起しつつ。
ガイドブック巻頭の益子町長の言葉がかっこいい。

<原点の土に立ち返り、新しい暮らしのあり方を紡ぎだしていく。
土の民、益子町民が一体となってつくる「土祭」を、どうぞ楽しんでください。
さあ、土に触れ、泥だらけになって、一緒に笑いあいましょう!
そして、未来への一歩をともに踏み出しましょう!>
こんな挨拶が、本音で言える首長はそういません。

今年はまだ初めの一歩でも、将来きっと発展するイベント、ムーブメントだと思います。