ASIAIR Plus 32G その4
『フラットフレーム(ファイル)、バイアスフレーム(ファイル)』
を用意してのライブスタック撮影テスト
鏡筒 130PDS+ASI585MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM+UV IRcutフィルター
(ディザーあり)
架台 赤道儀化AZ-GTi
制御 ASIAIR Plus 32G
以下ダーク、フラット、バイアスを適用したライブスタック、スクショ、撮ってだし
2024年3月27日自宅ベランダ
画像①M47、30秒×5
画像②M46、30秒×8
画像③C71、30秒×7、途中でガイド星が山に隠れ終了させた。
*フラット(フレーム)ファイルとは、
様々な原因(望遠鏡の性能、レンズ・鏡についたホコリ、カメラの性能など)で、一様な明るさの対象を写してもそのとおりには写らない。またどれだけ高価な望遠鏡でも周辺では暗く写る(周辺減光という)。それを元に戻すために、一様な明るさのものを写した画像を用意する。これがフラットフレーム。これを画像処理ソフトに登録すると、あたかも周辺減光などが無かったかのような画像ができあがるとのこと。
ただ、ソフトも難しいことをやっているわけではなく、やってくれているのは、膨大な量の小学校算数の割り算。
『一番明るいAでは、100の明るさですが、フラットフレームの情報によれば、端のBでその7割の70の明るさになってます。元の明るさに戻しますか?』『戻して!』するとソフトは、Bに写った明るさを7割で割り算して、本来の明るさに戻している。
*バイアス(フレーム)ファイルとは、
フラットのダークともいわれる。フラットフレームにもカメラが元々持っているノイズが残っているので、それを補正するためのファイル(フレーム)。こちらは引き算?
(覚書)
3月末は悪天候の毎日。そんな中で2日ほど青空が広がる。軌道にのってきた130PDS+赤道儀化AZ-GTiをセットして、少し外でボンヤリする。SNSで読んだ「フラットファイルってこんな一様な明るさの空で撮るとか書いてあったな。」と思い出す。
フラットフレーム(ファイル)撮影
1日目
青空2日目、兎に角やってみるかで、青空写して見る。真っ白な画像ができる???
そして4日ほど雨で
2日目
ネットで調べると、天体望遠鏡に白いビニールのようなものを被せるとある。やってみる。変わりなし。まっ白な画像ができる。ASIAIRの販売店の日本語マニュアルを読みなおす。まっ白な画像ができる。また見直す。たしかライトフレームと①同じビギニング②同じgain③同じ温度だよな。OKだ!『う~ん?撮影時間書いてない。』これまで、④同じ撮影時間で撮影していた。長すぎて飽和するはずだ。と気づき、撮影時間を変更して撮影。多分できた!自信はない。
ただ、フラットファイルは、飽和しない程度の一様な明るさのものを写すということは理解した。
バイアスフアイルは、130PDSにふたして撮ればよいので、これも撮影した。
そして、ライブスタックの設定で、ダーク、フラット、バイアスを設定してのライブスタック(画像①ヘ)。
参考資料等
JUNPYさんの銀河星雲・Seestarマニアのための交流・情報サイト
東京のど真ん中で天体写真しているHIROPONさんのブログ。PHD2の公式日本語マニュアルの翻訳者。Starry Urban Skyの運営者さん。