かみのけ座 M98/NGC4192 、SN2024exw in NGC4192A
*SN=Super Nova=超新星
画像①CBPフィルター使用、3分露出10枚のライブスタック、トリミングあり、撮ってだし
M98は中央上、SN2024exwはど真ん中、その下に淡くNGC4192A
M98はかみのけ座の渦巻銀河。距離約6000万光年。去年に比べると格段にまともに撮れているが、今回の主目標ではない。今回のメインは超新星。
SN2024exwは、日本時間3月25日午前1時11分ごろ、かみのけ座のNGC4192A銀河で発見された超新星。発見者は板垣公一さん、通算179個目、今年3個目だそうだ。発見時は15.9等の明るさ。
SN2024exwについては、3日前に、銀河星雲マニア経由のAstroArtsのWebsiteで知り、機会があればと思っていた。NGC4192Aで導入して観望開始。
画像②導入直後のASIAIRアプリのアノテーション
残念なことに、アノテーションの結果にNGC4192Aは無い。そしてASIAIRアプリのVersionUp後、アノテーションがうまくいかないケースが多く、当てにできないので、AstroArtsの記事と比べて必死で人力アノテーション。なんとか写っていることを確認して継続。平行してSeestarでも同時撮影。
観望終了後、Astapでアノテーション。
画像③Astapのアノテーション、α,δ grid表示、Add α,δ shorts
画像③Astapのアノテーション、α,δ grid表示、Add α,δ shorts
拡大
小さく見にくいが、α,δ座標も121327.4+144640で、ほぼどんぴしや。
ちなみに、3月29日時点で、Transient Name Sereverでは、
観望終了して見ると、M98の近くで良かった。超新星だけだと、ちょっと寂しい画像だった。
撮影情報
2024年3月29日午後9時頃
ベランダ プチ・リモート観測所
かみのけ座 M98渦巻銀河、SN2024exw in NGC4192A
主鏡 130PDS+ASI585MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリで3分露出30分のライブスタック、スクショ
ダーク、フラット、バイアス補正あり
Astapで、自動色補正、アノテーション、α,δ表示、Jpeg保存
写真アプリで、トリミングなど
そして、Seestar33分ライブスタックは
画像⑤10秒露出33分
途中でのアノテーション
こちらもどうにか超新星もNGC4192Aも写っていた。知っているからわかるギリギリレベルだが。
こちらもどうにか超新星もNGC4192Aも写っていた。知っているからわかるギリギリレベルだが。
本日は黄砂の影響か写りが悪い。翌日、
春霞の山という感じ。本日は、晴天だが休観日になりそう。
太陽はいつも室内からガラス越しの観望なので、特に問題なし。
ディープスカイもガラス窓越しでやってみようか。(^_^;)
参考資料等
01)参考図書
JUNPYさんの銀河星雲・Seestarマニアのための交流・情報サイト
東京のど真ん中で天体写真しているHIROPONさんのブログ。PHD2の公式日本語マニュアルの翻訳者。Starry Urban Skyの運営者さん。
~人工衛星Simbadが撮影した過去のM98とその周辺