よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録4033(とも座 Sh2-311+NGC2467)

2024-03-30 01:00:00 | NGC天体他
とも座 Sh2-311(散光星雲)、NGC2467(散開星団)
画像①CBPフィルター使用、3分露出×10枚、ライブスタック、トリミングあり
NGC2467は星雲と星団の複合天体。ドクロ星雲、マンドリル星雲などの愛称を持つ。領域内や近くに、H18、H19 (Haffner)の恒星グループもあり、Sh2-311(50分×30分)の中にある。様々な天体が絡み合う領域(資料8参照)。

散開星団のテスト観望を終え(機材008その4)、2つ目のテスト観望。はじめてフラット・バイアスを使用しての星雲のライブスタック。期待と緊張の観望。
とは言ってもSkySafariで適当に見つけた天体。導入画面(画像③)を見て、猿が這っている姿に、見えたが、観望中は愛称を見つけられず、翌日ドクロとマンドリルの愛称を知る。私の画像はそのどれにも見えず残念。;^^)

なお、この周辺は、誕生したばかりの青い星や星形成領域でもあり、盛んに研究されている上、様々な天体が入り混じっている領域で、理解が難しかった。

まあ、背景が綺麗になったと感じられるし、電視観望の次の一歩を踏み出せたので良しとしよう。

*フラット・・・周辺減光やレンズ等についたホコリ等の影響を取り除くためのファイル
*バイアス・・・フラットのノイズを取り除くためのファイル

画像②ライブスタック画面、アノテーション

画像③導入画面

画像④SkySafariの観望位置
画像⑤Astapによるアノテーション部分トリミング
(拡大しないとわからないが、Sh2-311の文字左下にNGC2467と小さく表示)
アノテーションもソフトによって微妙に違う。標準教科書のない世界。初心者には躓くところ多し。

(覚書)
張りきって、SiriLで画像処理に取り組んだが、GHS(一般化双曲線ストレッチ)で敢えなく撃沈。;^^)難しい。ただ、ストレッチの途中で様々なSh2-311が見れたのは良し。

撮影情報
2024年3月27日午後7時頃
ベランダ プチ・リモート観測所
とも座  Sh2-311、NGC2467
主鏡 130PDS+ASI585MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリで3分露出10枚のライブスタック、
ダ-ク、フラット、バイアス補正あり、画面スクショ
写真アプリで、各調整など
 
参考資料等
  JUNPYさんが企画した銀河星雲マニアのためのポータルサイト
 StellarScenesさんの『星座』へのリンク
 
電視観望の記録等関連Blog

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2024-03-29
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