2015年(平成27年)8月9日(日)午前8時30分ごろ、
福井国家石油備蓄基地および周辺海域において、
平成27年度福井県石油コンビナート等総合防災訓練が実施され、
坂井市議会の一員として訓練状況を視察することが出来ました。
福井国家石油備蓄基地は1986年7月に完成した、日本海側における初の国家石油基地です。
貯蔵基地内に30基の原油タンクを有しており、現在、約284万キロリットルの原油を備蓄しています。
海上訓練は、「午前8時30分頃、福井県沖を震源とする地震が発生し、
坂井市において震度6弱を観測、大津波警報が発表され、最大7mを超える津波が到達。
その後、福井港石油1号ドルフィンにおいて係留中のタンカーが津波により、岸壁に打ちつけられ、
A重油10キロリットルが海上に流出した」との災害想定で実施されました。
タンカー火災消火訓練で放水する石油備蓄基地防災船。
福井県防災ヘリ「ブルーアロー」による漂流者の吊り上げ救助訓練。
2020年9月4日午前9時10分ごろ、坂井市を震源とする震度5弱の地震がありました。
震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.0と推計されます。
【マグニチュードとは】
マグニチュード(M)は、地震そのものの大きさ、つまり地震の規模を表します。
震度は場所ごとにそれぞれ決まりますが、マグニチュードは一つの地震に対して一つの数字しかありません。
震源から出てくるエネルギーの大きさによってマグニチュードの数字は決まるので、大きな地震ほど数字が大きくなります。
具体的には、ある地震に比べてマグニチュードが0.2大きい地震は約2倍、
1.0大きい地震は約32倍、2.0大きい地震は 1,000 倍のエネルギーを持ちます。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は、マグニチュード9.0。
マグニチュード5.0とマグニチュード9.0では、32の4乗分。
つまり、約100万倍のエネルギー放出量だったという事です。
一度に大きなエネルギー放出より、少しづつ小さなエネルギーを放出してほしいものです。