2015年(平成27年)8月9日(日)午前8時30分~午前11時20分頃、
福井国家石油備蓄基地および周辺海域において、
平成27年度福井県石油コンビナート等総合防災訓練が実施され、
坂井市議会の一員として訓練状況を視察することが出来ました。
福井国家石油備蓄基地は1986年7月に完成した、日本海側における初の国家石油基地です。
貯蔵基地内に30基の原油タンクを有しており、現在、約284万キロリットルの原油を備蓄しています。
福井臨海工業地帯に位置しており、2004年2月に国家石油備蓄基地は国の直轄事業となり、
JOGMECが国家石油備蓄の統合管理業務を行っています。
陸上訓練は「同地震による被害を点検中、10時30分、福井基地原油タンク配管の亀裂・原油漏洩を発見、
さらに、10時58分、福井県嶺北地域を震源とする震度5強の余震により浮屋根が搖動し、
発生した火花により原油に引火、リング火災が発生した」との想定で実施されました。
初期消火訓練でしょうね。
化学消防車到着。
タンク冷却訓練。
当日の参加者は、福井県、中部ブロック緊急消防援助隊、自衛隊、海上保安庁など
防災関係26機関(石油コンビナート防災訓練参加人員:約300名)に及び、
緊急避難、情報収集、自衛防災、火災消火、海上火災消火、流出油防除等の各種訓練が実施されました。