令和元年12月1日午前8時ごろ、九頭竜川河口左岸のいざき親水公園の駐車場に到着。
午前8時30分から開始される九頭竜川河口部清掃活動「エコアクションさかい」に参加してきました。
坂本市長のあいさつがあり清掃活動が開始されました。
現在、海洋プラスチックゴミ問題がクローズアップされています。
一度放出されたプラスチックゴミは容易には自然分解されず、その多くが数百年間以上残り続けるそうであり、
海洋に投棄されたプラスチックゴミはやがて微細なマイクロプラスチックとなり、
食物連鎖を通じて多くの生物に取り込まれることにより、海の生態系に甚大な影響を与えています。
プラスチックの年間生産量は、過去50年間で20倍に増大し、これまでにリサイクルされたものは、
全体生産量の9%に過ぎないとのことであり、環境に対する世界的な教育や今後の対策が望まれます。
ダボス会議で知られる世界経済フォーラムは、2050年にはプラスチック生産量は4倍になり、
「海洋プラスチックゴミの量が海にいる魚を上回る」というショッキングな予測を発表しています。
プラスチックゴミ問題解決の基本3R
・リデュース(Reduce)=出すゴミの総量を減らすこと
・リユース(Reuse)=再利用すること
・リサイクル(Recycle)=再生産に回すこと
日本近海でのマイクロプラスチック濃度は、世界平均の27倍にも相当するという調査結果もあることから、
プラスチックの生産・使用を減らすリデュースが最も効果的な方法みたいですね。
「減プラスチック社会」を目指すことで、豊かな自然環境を次世代に繋ぐことが出来ればと思います。
九頭竜川河口部は福井県嶺北地方のほとんどの主要河川から流れ込むため、流域にお住いの方々の環境に対する意識も重要となりますね。
九頭竜川河口部左岸いざき親水公園より、河口部・突堤、対岸を眺める。
三国港突堤は「エッセル堤」とも呼ばれ、九頭竜川河口に建設された幅9m、長さ511mの突堤です。
オランダ人技師エッセルが計画し、1876年に着工、8年がかりで完成しています。
次の世代に豊かな自然環境を残していきたいですね。
漁から帰港する漁船と、東尋坊に向かう遊覧船がすれ違っていきます。
対岸に三国漁港。
天気が良いので、越前ガニも豊漁だと嬉しいですね。
三国漁港の向こうには、オランダ人技師エッセルが設計した龍翔小学校(明治12年~大正3年)のデザイン・大きさを復元した、
白亜の五層八角形の外観の「みくに龍翔館」も見えます。