令和元年10月12日(土)午後7時頃、台風19号は伊豆半島に上陸。
次々と「大雨特別警報」が出され、ダムの緊急放流。
命を守る行動をとるよう警戒を呼び掛けられましたが、
最新情報では21河川の決壊、142河川の越水。
被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
一日も早い復興を願っております。
ゲリラ豪雨で磯部川が氾濫すると、いつも田んぼは水浸しで大豆や蕎麦の収穫がだめになり、
農業者の皆さんより何とかしてくれとおしかりを頂きますが、今回の台風19号の被災状況をみると、
家や車が水没するような被害までにはならないことがせめてもの救いとしか言いようがありません。
平成30年に磯部川JR橋梁が完成し、JR橋付近の流量が10㎥/Sから60㎥/Sに増えたことにより、
最近の磯部川越水は上安田付近では見られなくなってきているような気がします。
ただし、流速が早くなったことにより、ブロック積河川の損傷被害が心配されるところです。
これまでの豪雨で磯部川の越水被害状況を資料が有るうちに書き留めておきます。
今回の記録は2011年8月19日早朝の豪雨による、磯部川越水状況です。
将来の参考にしてください。
8月18日夕方から雨で、ある程度の雨で田んぼが湿ったところに、
8月19日早朝、時間雨量30~40mmのゲリラ豪雨。
これぐらいの雨量があると、このような状態になります。
朝6時、電話で連絡を受けて現況確認へ。
東西線の川西国道線は工事中で未開通でしたが、磯部新保から磯部小学校の南北線は通学路です。
交差点にある会社の入口付近まで水がきていましたから、交差点内の最深水位は約20cmぐらいだったでしょうか。
交差点付近の場所が一番低い状況みたいです。
この様な道路は全国にたくさんありますから、
家を建てる場合は付近の橋梁の高さ位置を確認して、設計GLを決めるべきでしょうね。
磯部川(上安田付近)の状況。
新九頭竜2丁目付近。
新九頭竜1丁目付近。
八丁区付近。磯部川起点から上流の農業排水を眺める。
中筋、進士鐵工付近。
このポンプアップにより、中筋集落内や春江東小学校付近の水位は減少しました。
変わって、磯部川の全体水位は上昇したように感じましたね。
2011年8月19日午前7時20分ごろ。中筋付近。
2011年8月19日午前7時40分ごろ。南横地付近。