2013年8月8日、愛知県津島市にある「津島神社」を参拝してきました。
出典:津島市HP
建速須佐之男命と大穴牟遅命を御祭神とし、1450余年の歴史を誇る天王さまの総本社です。
540年、欽明(きんめい)天皇元年の鎮座と伝えられ、1450余年もの歴史を誇る津島神社。
御祭神は建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)。
御相殿には建速須佐之男命の御子・大穴牟遅命(おおなむちのみこと)がお祀されています。
古くは、除疫、授福の神である「牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)」とも呼ばれ、京都の八坂神社と並ぶ天王社として崇められています。
また、全国に3000以上も点在する津島神社の総本社でもあります。
長い歴史の間には、織田・豊臣・徳川から格別の崇敬を受けたことがあります。
社殿は、桧皮葺(ひわだぶき)の屋根で朱塗りの柱との対照が華麗で美しさを感じさせます。
中でも「本殿」は、徳川家康の四男で清洲城主・松平忠吉の寄進。
「楼門」は豊臣秀吉の寄進と伝えられています。いずれも国の重要文化財に指定されています。
また、「南門」は、豊臣秀頼が寄進したもので、県の文化財に指定されています。
由緒ある牛頭天王社の総本社として、古くから手厚く信仰されていた津島神社。
江戸時代には、「津島参らにゃ片参り」と言われ、お伊勢参りの折りに、津島神社に参拝することがならわしとされていました。
その信仰の厚さは今も変わることがなく、尾張近郊の人々はもちろん、東北、関東の人々からも「津島さん」「天王さん」などと呼ばれ、崇敬されています。
そして「牛頭天王さん」のご利益を求めて、全国から多くの人々が「津島詣」に訪れます。