3月13日(土)鳴鹿小学校「エコ改修と環境教育事業」報告・見学会に参加してきました。
この改修事業は、エコスクール・パイロットモデル事業の一つである環境省の「学校エコ改修と環境教育事業」のモデル校として、平成19年~21年度の3年間わたり実施されました。
工事費、377,878千円。
グランドから眺めた校舎。
1階は補強ブレースに、2階は冬舞台と夏テラス。
平成19年6月28日、第1回エコ改修検討会/環境教育検討会の合同会の時の外観。
外壁のタイルも剥がれているところや、剥がれそうなところが多く見受けられました。
もともと外部空間だったところを、トップライトで内部空間へ取り込んでいます。
まほろばギャラリーと太陽の広場を結ぶ階段。
開口部はペアガラスによる断熱。
省エネルギー、CO2削減を目指して、地球にやさしい校舎を目指して、外断熱、内断熱、遮熱塗料、ペアガラスが使用されています。
ペレットストーブ。
木質ペレットを燃料とするストーブです。
木質ペレットは、おが屑や鉋屑などの製材廃材や森地廃材、木質系の副産物・廃棄物を粉砕、圧縮し成型した固形燃料です。
ペレットはカーボンニュートラル(二酸化炭素中立性)で、「地表の植物に由来する燃料を燃やしても、地球の大気中にある二酸化炭素量の総和は増えない」という考え方である。
つまり、ペレット燃料や薪を燃やした時に排出する二酸化炭素は、成長過程で吸収したものなので、大気中の二酸化炭素の増減に影響を与えないということ。
木質バイオマスを原料とするペレットは、伐採したら植林するという環境を保っていれば、再生可能な資源であり、地域の資源から調達すれば、地域の森林を育成することにもつながります。
ペレットストーブの排気口。
午前中は設計業者選定までのエコ改修検討会に参加された皆さんの報告・見学会で、顔見知りの人が沢山訪れていました。
見学会の参加者から、この小学校の生徒さんは丸岡南中学校へ進学するのですかと聞かれ、そうですよと答えると、良い環境で羨ましいですねとの言葉をいただいた。
鳴鹿小学校と丸岡南中学校に春江東小学校、新たな見学コースが出来上がってしまったみたいですね。
学校の選定から足かけ4年、ようやく完成しました。
学校の選定にあたり、鳴鹿小学校校舎の耐震診断を行い現場を見たことがあったことや、越まほろば物語などの地域活動、グリーンセンターを始めとする自然環境、ビオトープの存在を知っていたこと、学校の規模などを考えると、鳴鹿小学校が良いとお勧めした経緯もあり第1回の検討会から傍観者として参加させていただきました。
●平成19年6月28日、鳴鹿小学校体育館にて、第1回エコ改修検討会/環境教育検討会の合同会。
吉田伸治座長(福井大学大学院工学研究科准教授)より、「建築空間内の環境制御と風土の関わり」などの講義がありました。
福井県内最初の試みということもあり、沢山の設計者の方が参加していました。
●平成19年8月3日、第2回エコ改修検討会が丸岡南中学校にて行われた。
まず2班に分かれて、建物の使い勝手や生徒達の日頃の状況などの説明を先生より受けながら校内見学を行った。
次に、設計者である工藤和美氏(東洋大学工学部建築学科教授、シーラカンスK&H)より
丸岡南中学校の設計・建築について(自然環境と建築・室内環境・エコスクール等)や21世紀の学校を実現するために(現在の学校建築について/学校改修について)などの講義が階段状の表現の舞台、多目的ホールにて行われ、参加者は熱心に聞き入っていた。
●平成19年8月27日、第3回エコ改修検討会が福井大学にて行われた。
第1部は磯先生(福井大学工学部建築建設工学科講師:工学博士)により「エコ改修と耐震改修」「耐震診断」「耐震補強」「鳴鹿小学校の耐震性能と補強方針」「エコ改修事例」の順で講義は進められた。
第2部は高間先生(科学応用冷暖房研究所所長、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員)により「学校エコ改修と設備設計」についての講義でした。
●第4回~第7回エコ改修検討会:所用のため欠席、残念でした。
関係者や参加者の皆さんご苦労様でした。
このエコ改修された学舎で、環境問題を考えながら健やかに成長されることを願います。
次は、体育館の補強工事ですね。
これぐらいの記事を書くと写真加工も含め、時間の経つのは早いもので2時間20分くらい費やしてしまいました。
おやすみなさい。
この改修事業は、エコスクール・パイロットモデル事業の一つである環境省の「学校エコ改修と環境教育事業」のモデル校として、平成19年~21年度の3年間わたり実施されました。
工事費、377,878千円。
グランドから眺めた校舎。
1階は補強ブレースに、2階は冬舞台と夏テラス。
平成19年6月28日、第1回エコ改修検討会/環境教育検討会の合同会の時の外観。
外壁のタイルも剥がれているところや、剥がれそうなところが多く見受けられました。
もともと外部空間だったところを、トップライトで内部空間へ取り込んでいます。
まほろばギャラリーと太陽の広場を結ぶ階段。
開口部はペアガラスによる断熱。
省エネルギー、CO2削減を目指して、地球にやさしい校舎を目指して、外断熱、内断熱、遮熱塗料、ペアガラスが使用されています。
ペレットストーブ。
木質ペレットを燃料とするストーブです。
木質ペレットは、おが屑や鉋屑などの製材廃材や森地廃材、木質系の副産物・廃棄物を粉砕、圧縮し成型した固形燃料です。
ペレットはカーボンニュートラル(二酸化炭素中立性)で、「地表の植物に由来する燃料を燃やしても、地球の大気中にある二酸化炭素量の総和は増えない」という考え方である。
つまり、ペレット燃料や薪を燃やした時に排出する二酸化炭素は、成長過程で吸収したものなので、大気中の二酸化炭素の増減に影響を与えないということ。
木質バイオマスを原料とするペレットは、伐採したら植林するという環境を保っていれば、再生可能な資源であり、地域の資源から調達すれば、地域の森林を育成することにもつながります。
ペレットストーブの排気口。
午前中は設計業者選定までのエコ改修検討会に参加された皆さんの報告・見学会で、顔見知りの人が沢山訪れていました。
見学会の参加者から、この小学校の生徒さんは丸岡南中学校へ進学するのですかと聞かれ、そうですよと答えると、良い環境で羨ましいですねとの言葉をいただいた。
鳴鹿小学校と丸岡南中学校に春江東小学校、新たな見学コースが出来上がってしまったみたいですね。
学校の選定から足かけ4年、ようやく完成しました。
学校の選定にあたり、鳴鹿小学校校舎の耐震診断を行い現場を見たことがあったことや、越まほろば物語などの地域活動、グリーンセンターを始めとする自然環境、ビオトープの存在を知っていたこと、学校の規模などを考えると、鳴鹿小学校が良いとお勧めした経緯もあり第1回の検討会から傍観者として参加させていただきました。
●平成19年6月28日、鳴鹿小学校体育館にて、第1回エコ改修検討会/環境教育検討会の合同会。
吉田伸治座長(福井大学大学院工学研究科准教授)より、「建築空間内の環境制御と風土の関わり」などの講義がありました。
福井県内最初の試みということもあり、沢山の設計者の方が参加していました。
●平成19年8月3日、第2回エコ改修検討会が丸岡南中学校にて行われた。
まず2班に分かれて、建物の使い勝手や生徒達の日頃の状況などの説明を先生より受けながら校内見学を行った。
次に、設計者である工藤和美氏(東洋大学工学部建築学科教授、シーラカンスK&H)より
丸岡南中学校の設計・建築について(自然環境と建築・室内環境・エコスクール等)や21世紀の学校を実現するために(現在の学校建築について/学校改修について)などの講義が階段状の表現の舞台、多目的ホールにて行われ、参加者は熱心に聞き入っていた。
●平成19年8月27日、第3回エコ改修検討会が福井大学にて行われた。
第1部は磯先生(福井大学工学部建築建設工学科講師:工学博士)により「エコ改修と耐震改修」「耐震診断」「耐震補強」「鳴鹿小学校の耐震性能と補強方針」「エコ改修事例」の順で講義は進められた。
第2部は高間先生(科学応用冷暖房研究所所長、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員)により「学校エコ改修と設備設計」についての講義でした。
●第4回~第7回エコ改修検討会:所用のため欠席、残念でした。
関係者や参加者の皆さんご苦労様でした。
このエコ改修された学舎で、環境問題を考えながら健やかに成長されることを願います。
次は、体育館の補強工事ですね。
これぐらいの記事を書くと写真加工も含め、時間の経つのは早いもので2時間20分くらい費やしてしまいました。
おやすみなさい。