2015年1月の午後4時50分頃、9棟の伝統的建築物を見ることが出来る「グラバー園」を訪問。
大浦天主堂とともに、約25年~30年振りの訪問だったでしょうか。
第一ゲートを通り、久し振りの訪問で最初に気づいたのが動く歩道でした。
以前来た時にもあったのか記憶に無かったですね。
既存のものを撤去し、新しく2台の動く歩道が設置されたようです。
イルミネーションが点灯しており、雰囲気も良かったですね。
1号機は2013年11月完成(54.818m、高低差約10m)
2号機は2014年9月完成(63.832m、高低差約12m)。
完成4か月後の訪問でした。
訪問時間も少ないので、パンフレットの順路に従って駆け足での訪問でした。
時間のある人はグラバー園内ツアー(11時~・14時~:無料:約60分)を利用するのがお勧めでしょうか。
順路③旧三菱第2ドックハウス
船修理している間、乗組員が宿泊した施設で、明治29年に建築されたものを移築しています。
木造2階建て、寄棟造、中廊下式。
1972年(昭和47年)に三菱造船株式会社(当時)より長崎市が寄贈を受けて現在地に移築復元せれています。
<16時56分撮影> 旧三菱第2ドックハウスから見た、稲佐山と長崎港。
子供のころプラモデルを作成した戦艦「武蔵」は、この長崎港にある三菱重工業長崎造船所で建造されています。
全長:263.0m
最大幅:38.9m
基準排水量:65,000トン
起工:1938年3月29日
進水:1940年11月1日
就役:1942年8月5日
沈没:1944年10月24日(レイテ沖海戦シブヤン海)
<写真は大和:スケール1/10モデル:大和ミュージアム>
昭和30年代生まれの世代は、子供のころの思い出は戦闘機や戦艦のプラモデルだったと思いますが、
昭和40年代生まれの世代は、超合金ロボットに代わっていたような気がしますね。
●日本の造船業の危機
1990年代半ばまで30年以上にわたり世界の造船市場をリードしてきた日本。
次の資料が示すように、造船業の受注は中国・韓国に後れを取り大きく低迷しています。
四方を海に囲まれた日本の造船業・技術、次の世代に受け継いでいって欲しいと願っております。