令和3年3月17日の午後、嶺北消防組合議会が招集され出席してきました。
上程議案は
①令和2年度嶺北消防組合一般会計補正予算(第2号)
②令和3年度嶺北消防組合一般会計予算
③災害対応特殊救急車の取得について
など他4議案、計7議案が上程され、全議案が可決されました。
今回の災害対応特殊救急車は嶺北消防署(坂井市春江町随応寺)に配置されます。
●車両概要
1)車両種別 高規格救急車
2)車両規格 四輪駆動車
3)入札取得金額 3,135万円
4)主な装備品
令和3年度嶺北消防組合一般会計予算には、
消防ポンプ車整備事業(2台)も予算計上されていました。
そのうちの1台の配置場所は嶺北三国消防署で、予算額3,765万円。
現在配置されている消防ポンプ車は、平成9年8月に導入した車両であり、
既に23年経過しており老朽化も著しく、災害体制の強化および機動力の向上を図るものです。
もう一台は坂井消防団第21分団(坂井市三国町加戸地区管轄)に配置する消防ポンプ車で、
現在配置されている消防ポンプ車が既に24年を経過しているための更新予算額1,815万円。
消防団車両の整備計画に基づき車両を更新し、消防力を強化するとともに地域防火力の向上を図るものです。
嶺北消防組合の救急車や消防ポンプ車などは約55台。
毎年計画的に更新し、市民の安全安心な暮らしを支えてくれていることに感謝ですね。
また、あわら市市姫地係にある昭和45年以前に設置された防火水槽の老朽化により、
防火水槽の更新のため、耐震性貯水槽設置工事の実施設計予算も計上されておりましたので、
関連質問として以下の質問・要望をさせて頂きました。
私たちが住む坂井平野は国内最大規模の国営パイプライン事業(総工費国営分:1,133億円)により、
主要な用水路は地中に用水配管埋設となり、消防用水源は消火栓や防火水槽に頼ることが多くなると推察されることより、
消化用水源の確保が困難な場所を洗い出し、困難な場所には耐震性貯水槽設置を計画するように要望致しました。
総務省消防庁の情報開示によれば、東日本大震災発生時には断水やがれきの下敷きの影響により、
主な消火用水源として消火栓が使われたのは約25%だったとのことです。
複合的な災害に対しての安全対策も重要ですね。