いよいよ衆院解散！

いよいよ衆議院は２１日午後に解散。
「８月１８日公示－同３０日投開票」の選挙戦がスタートする。
地方選連敗や内閣支持率の低迷など、自公両党による連立政権が継続するのか、民主党中心の政権が誕生するのかがいよいよ最大の関心事となる。

自民党や民主党のマニュフェストはまだ見ていないが民主党が政権をとると、いよいよ高速道路は無料化？

自分は高速道路の無料化には反対である。

高速道路の年間料金収入は約２・５兆円。
そのうち、４０兆円に上る借金返済に毎年２兆円。
残る０・５兆円を高速道路の維持管理などに充てている。
単に無料化したら、４０兆円の借金はどうやって返済するのであろうか。
税金を節約して充てるとしても・・・おのずと限界が見えてくる。

金沢で会議がある時、約１時間見ておけば十分に間に合う計算ができたが、無料化されたらその日の混雑状況により到着時間が変わり予定が狂ってしまう。
高速道路の完全無料化は、車の交通量を調節する「交通の誘導効果」が期待できなくなる。
一定の時間で目的地まで行くためには、ある程度の受益者負担は必要と考える。

総合的に考えるとＥＴＣ搭載車は乗用車・貨物車・観光バスなどに関係なく、３６５日、２４時間、半額にしてくれれば良いと思う。
全て半額にするだけでも、物流コストや旅行など、国民が受ける恩恵は十分にあると思う。

完全無料化を行った場合、車の流れが大きく変わる。
ドライブインやコンビニなど沿線で生計を立てて来た人も、大きく見通しが変わり破産する人も出て来るであろう。

一時的な、選挙対策のマニュフェストだけはご勘弁願いたいものだ。

有権者の皆さんも、マニュフェストの内容を良く分析し単に振り回されず、総合的に判断されることを願う。