★弁天喜楽会囲碁★

     

強硬手段

2006-09-01 19:50:10 | 手どころ
2006/9/2土

囲碁 手どころ
切りによって手が生じ、また切りによって妙機が生まれる。

白先(攻め合いだが、黒△の一子があってシチョウにならない。)

黒△の石に関係なく、部分的に勝つ手はないものか。この際破れかぶれとも思える手段が必要である。


1図

白1,3と追う手はない。黒4と逃げられて、中央の一子がシチョウアタリになっている。


2図

じかに白1とカケても、黒2,4と突き出されてこれはどうにもならない。ともに単純な失敗である。


3図

少し筋のよい人だと、白1のカケを考えるであろう。しかしこれも黒2のアテから4とつめられて一手まけ。外を絞って打つのもひとつの考え方だが、もっと直截な手段はないものであろうか?


4図(正解)

白1のアテから3にカケる手が成立する。普通には打たないが、この場合こういう非常手段に訴えるより解決する手立てはない。


5図

次いで黒4のアテには白5とアテコミ、黒6の抜きのとき、外からのアテではなく、白7がうまい手。


6図

黒8のノビの時、白9と取って絶対コウ。いわゆる天下きかずの打ち方であり、黒がこれに変わるようなコウダテを持っている場合ならともかく、大抵の碁ではこれでツブレである。


7図

白1のカケに対して黒2と出て行くのは愚直そのものである。白3,5と打たれ、黒6の抜きのとき、白7のアテでトントンである。


8図

折角白1とカケても、黒2のアテに白3と継ぐようでは趣旨がたたない。黒4までで、この石はつかまらなくなってしまう。

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経済ニュース解説(酒類販売完全自由化、米インフレ目標導入)
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 <酒類販売完全自由化>
 酒類販売への新規参入規制が本日完全に撤廃されました。
 最近、コンビニでもお酒を扱う店が増え、便利になってきていますが、それでも全
ての店でお酒やビールが買えるわけではありませんでした。それは規制がかかってい
たからですが、本日から規制が撤廃されたのです。

これは、コンビニにとってはチャンスとなるでしょうが、既存の酒屋さんにとって
は、経営が苦しくなることを意味します。まあ、そうでなくても、既に全国各地にお
酒のディスカウント店が登場し、多くの小売店が廃業しています。05年の一般酒販売
店の数は45千店と、3年間で18千店も減っているといいます。

皆さんの住んでいる近くでも、昔からあった酒屋さんが廃業していませんか?
そういう現実をみると少し気の毒にも思いますが、その一方で、一般の小売店で例え
ば千数百円程度で売られているウィスキーが、ディスカウント店では200円程度も安い
のを見ると、これは仕方ないことかなとも思ってしまいます。

いずれにしても、あまりにも保護されてきたことが裏目になって出てきたようです。

ところで、コンビニが酒の販売を始めると、店の売上が1割は伸びるとされているそ
うです。しかし、それはこれまでの経験則であり、少し注意が要りそうです。

 それは、今回は全てのお店でお酒の販売が可能になるからです。しかし、酒を飲む
人の人口が変わるわけでもなく、また、飲む量が増えるわけでもありませんから、今
までの経験則のように売上が伸びることを期待することはできないでしょう。

それにしても、昔と比べ、ウィスキーの相対価格は相当安くなっていますね。それに
昔は定価というものがありましたが、最近は定価がないので、何となく頼りない感じ
がしますが、本来は定価などというのがあるのが不合理なのかもしれません。

チョコレートやおかしには定価が付いています。そのうち、こうしたものも定価がな
くなり、お店によって売る値段がまちまちになるのでしょうか。



実戦型

2006-09-01 10:09:31 | 手どころ
2006/9/1/金 

昨日はサーバーがメンテナス工事でアップロードが出来ず休みました。
今日から9月引き続きがんばります。

囲碁 手どころ
切りによって手が生じ、また切りによって妙機が生まれる。

黒先(黒のケイマに対して、白1,3とツケ切ってきた。)

実戦に生じやすい形なので、この手段はよく心得ておく必要がある


1図

黒1の引きは穏やかだが、白2,4と一子を抜かれて面白くない。6のワタリの後隅の活きが必要であり、これは黒失敗である。


2図

黒1にツッパリ、3と引く手があればいいが、白4から6に継ぐ手があって参る。
8までで一手負けであり前図よりもっとひどい結果である。


3図

前図の変化。
白1の次に黒2と這うと、白5から9まで、シチョウに関係なくしろ取られてしまう。


4図

黒1と一子をカカエればどうなるか。白2のアテから4にツギ、黒8の切には白6,8と逃げられる。


5図(正解)

黒1とまずここを一本アテ、白2と代わってから黒3とカカエなければならない。これが前図白2,4の脱出を防げる好筋であり白応手に窮することになる。


6図

次いで白4,6と打つならば、黒7と退路を遮断することができる。これは前図黒1のアテを一本打っている効果で、この後白8,10と打てば黒11で大事無く、黒勝ちの図である。


7図

白も前図のようなことになっては大変だ。黒1のアテに外を二尾手要る余裕はなく、この石を大切に思うなら白2とでもサガるよりない。これなら黒3と抜き、白4には黒5,7が責め合いの手筋。白10までとなってセキ形になるが、外が厚いので黒大いに有利である。さらに白は隅を完全にする意味でもう一手を要し、セキにしても泣くになけない形である。


8図

前図のままだと、黒から1以下5とコウにしてくる手が残る。二段コウだが、この余地があっては不安だ。