★弁天喜楽会囲碁★

     

石塔シボリ

2006-09-04 07:15:31 | 死活・攻め合い
2006/9/4/月 


囲碁 手どころ
切りによって手が生じ、また切りによって妙機が生まれる。

まずは例題から(白4子と黒3子との攻め合いである。)
隅の白の一間トビで一見して黒が負けてるように見える。実戦にも多用される。
黒先



1図(正解)

相手の石の手数をつめる目的で、黒1,3と出切らねば突破口は開けない。白4とカカエた時、黒5のサガリがうまい手。白6に黒7、白8とわざわざ二子にして捨ててウチカキ。

2図



白先(隅の魔性)

つけ入る隙のなさそうに見えるこういう形でも、隅の魔性で、手のつけ方しだいではものになるものである。


1図

白1のサガリでは、手段を放棄したも同然。黒2と確実にとられて、元も子もなくしてしまう。


2図(ハネ)

白1の切から3とはハネる手、これだと黒4と抜かざるを得ない。3が2ノ一の筋に当たり、隅の急所である。


3図(正解)

この形を二段コウと称する。


4図

白1のハネに、黒2とサガルのは悪い。白3と打たれて本コウになるからである。