こんなのできた!<4>

単調な生活に新発見を!  
日々の小さな出来事の写真日記

2019/11/24 春には春が、秋には秋が好きといい

2019-11-24 20:37:52 | Weblog


散歩道の公孫樹。


桜を見て春が一番と言っていたが、色鮮やかな公孫樹をみれば
秋が一番と言いたくなる。
春と秋、どちらに趣があるのだろうか。

思い出すのは額田王の判定。

冬ごもり 春さり来れば 鳴かざりし 
鳥も来鳴きぬ 咲かざりし 
花も咲けれど 山をしみ 入りても取らず 
草深み 取りても見ず 

秋山の 木の葉を見ては 黄葉をば 
取りてそしのふ 青きをば 置きてそ歎く 
そこし恨めし 秋山そ我は
(万葉集 16 額田王)


(冬ごもり)春がやって来ると、今まで鳴かなかった鳥も来て
鳴きます。咲かなかった花も咲きますが、山が茂っているので
山に入って取ることもせず、草が深いので手に取って見ること
もありません。

しかし秋山の木の葉を見ては、赤く色づいたのは手に取って
賞(め)でます、青いのはそのままにしてため息をつきます。
その点が何とも残念です。秋山こそよいと思います、私は。



そして花は散り、葉は散り、季節は廻る。


  晴 のち 曇


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