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Windows Embedded Compact 7 PCTP - 5 -

2010-12-03 18:03:13 | Windows Embedded関連
ET2010で、WEC7のHands-On Labの講師をしてきました。

ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!

本日もHands-On Lab、開催していますので、

もしご都合の付く方は、ぜひ参加頂ければと思います。



さて、Hands-On Labでは、Virtual PC 2007 SP1(以下、VPC)を使ったんですが、

VPCの設定周りで少しトラブったところがあったので、

備忘録代わりに書いておこうと思います。



何にトラブったかというと、VPCのネットワーク設定。

Platform BuilderからVPCに対してEthernetでnk.binを転送して

ブートさせようとしてたんですが・・・

同じパソコン内でのTCP/IP通信なのに、

なかなかPlatform BuilderとVPCがつながらない・・・。



そういや、LANケーブル差さっていないから、

DHCPサーバとつながらない!・・・ということで、

まずは仮想マシンのネットワーク設定をすることに。

Compact 7に付属の仮想マシン(cevm.vmc)は、起動直後の

"Hit space to enter configuration menu ..."

というメッセージが表示されている間にSpaceキーを押すと、

ブートローダの設定メインメニューに遷移できます。




4をキーボード入力すると、ネットワーク設定メニューが表示されます。



1:現在の設定
4:DHCPの有効/無効
5:静的IPアドレスの設定

となっています。

DHCPを無効にして、静的IPアドレスを入力したら、

0をキーボード入力してメインメニューに戻り、7を入力して設定を保存します。



これで通信できるかな・・・と思ったんですが、

まだつながらない(笑)。


というのも、LANアダプタがMedia Disconnect状態で

そのLANアダプタを使用するようVPCを設定していると、

VPCは通信してくれないそうで。

これを解消するには、Loopback Adapterをインストールし、

VPCのネットワークアダプタ設定でこのLoopback Adapterを

使用するようにします。


Windows 7でLoopback Adapterをインストールするには、

スタートメニューの「プログラムとファイルの検索」で「hdwwiz」と入力し、

ハードウェアの追加ウィザードを起動します。



ウィザードに沿って、「一覧から選択したハードウェアをインストールする」から、

ハードウェアの種類:ネットワークアダプター
製造元:Microsoft
ネットワークアダプター:Microsoft Loopback Adapter

を選択します。

インストールディスクも不要で、すぐに完了します。


これで無事、LANアダプタがどこにもつながってなくても、

Platform BuilderとVPCが通信できるようになります。




・・・・まぁ、家とか職場でネットがつながってないことって、

あまりないですよね(笑)・・・。




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