ビバのよもやま日記

長い介護生活から解放されて、猫と酒におぼれる毎日を綴る日記です。

高血糖

2012-05-29 22:58:06 | 自宅介護

母ちゃんの入院7日目です。

今朝も早よから仕事部屋のお片付けです。

母ちゃんの段ボール類は、ほぼ仕訳が済みました。

90%はゴミ袋行きです

じいちゃんとばあちゃんの若かりし頃の写真を発見

たぶん・・・20代前半くらいかなぁ~

大事にアルバムに収めます。

あとは、古いカタログの整理かぁ~

続きはまた午後に・・・

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シィ君~、留守番頼んだよぉ~

草齧りでイソガシイのニャ

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んな゛っ何か言ったかニャ

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11時、入院中の母ちゃんの所へ

母ちゃん、褥瘡防止の枕を左の背中に入れられて、右に傾いた状態です

両の手は人差し指を立てて天井を向いています。

しきりにお口をパクパク。

誰かとしゃべってるのかな

手首の袖口は、点滴をイタズラしないようにガムテープのようなものでグルグル巻きにされていました

そこへ、看護士さんが陰部洗浄と口腔ケアにやってきました。

オイラはしばし談話ルームへと参ります。

そこには、昨日までお隣のベッドにいたおばあちゃんのご家族8名ほどがいらっしゃいました。

どうやら最期の時を迎えようとしているようです。

昨日まではニコニコと手を振ってくれていたのに

救急病院ってところは入れ替わりが激しいところだけど、どうせ退院するのなら元気な姿で退院させてあげたいものです・・・。

ケアが終わり、看護士さんがオイラを呼びに来てくれました。

『目薬を差してさしあげたら、両手で握手のような仕草をしてくれたんですよ

と、ニコニコ顔の看護士さんです。

今度は血糖値の測定です。

1日に数回の血糖値測定のせいで、左の耳たぶが可哀そうなことになっていますが、こちらは麻痺側なので痛くは無さそうです。

ピピッ

206です

看護士さん、走ってインシュリンの準備に行きました。

24時間継続で点滴なので、血糖値が上下するリズムが作れないのが原因ですね

お家では血糖値のコントロールがうまくいっていたのになぁ~

看護士さん、ダッシュで戻って注射一発

30分後に再測定なそうな・・・

いよいよお医者様からの説明のお時間です。

MRIの画像を見ながらうなるセンセ・・・

右脳が広範囲に梗塞を起こしているのに、なぜ左腕があんなに動くのか、非常に特異なケースなんだとか

逆に、言語野のある左脳が無事なのに、なぜ発音出来ないのか・・・これもまた不思議なのだそうです。

そんなこと言われてもねぇ~、オイラに分かるわけないじゃ~ん

と、ここからが本題です。

血糖値のコントロールのため、経管栄養を始めたいとのこと。

ただし、手で管を抜くリスクが高いので両手を拘束しなければならないし、経鼻胃管は常設になるので、ずっと拘束したままではかわいそう・・・

本人のストレス軽減と、介護者の負担の軽減を考えると、胃ろうがベストである・・・

今後の転院のことを考えると、胃ろうを作ったほうが受け入れられやすい・・・

経鼻胃管を嫌って受け入れを拒否する病院が多いのだそうです。

ましてや、在宅介護をすることになれば、経鼻胃管は管理がムズカシイ・・・

かといって、今の状態では胃ろう施術の麻酔も危険

ってなわけで、数日間の様子見で経鼻胃管による栄養摂取を始めることになりました。

外科医と麻酔医の意見を聞いて、チャンスあらば胃ろうの施術をするという方向になりました。

ちなみに、脳梗塞のおかげで、卵巣癌の痛みは感じていない模様です。

痛み止めの麻薬も、今のところは必要無し

・・・良かったのか悪かったのか・・・

これなら、婦人科の無い病院でも受け入れ可能になりそうです。

経管栄養と同時進行で、転院先の模索を始めてくれるそうです。

今後2カ月の入院を限度に、早めに行先を見つけてくれるんだって

救急病院で2か月って、なかなか置いてもらえないんだよね~

第一希望と第二希望の病院を中心に、ケースワーカーさんが動いてくれることになりました。

説明を聞き終えてオイラが病室に戻ろうとした時、他のお医者さんがセンセイの所に集まって、先生と同じポーズで首をかしげていました・・・『どーして左手が動くんだ

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お隣のベッドには、85歳のおばあちゃんが入院してきました。

急にろれつが回らなくなったのだそうです。

受診が早かったおかげで、滑舌はすでに正常になっています。

お昼ごはんのお膳が運ばれてくると、元気にベッドの上に上がって正座をして食べ始めました

付添いの娘さんが『こんなに元気なら、すぐに退院だね』と言って、病室に笑いが沸きました

母ちゃんも食べられたら・・・楽しいだろうなぁ~

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帰宅しようと病院の外へ出てケータイの電源を入れると、お仕事先から留守電が入っていました。

切羽詰った声で『大至急図面の修正を頼みたい・・・できれば今夜中にぃぃぃ

同じような内容の留守電が3件も

よっぽど急ぎのようですねぇ~

帰宅後さっそくメールを確認して、修正作業に入る旨連絡しました。

仕事部屋の掃除は後回しにして、お仕事開始です。

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今日の猫達は、お仕事の邪魔をせず良い子です。

黙々と作業をこなし、8時前には作業完了です。

メールで送っておしまい~

猫達と一緒に、遅めの夕飯にありつきました

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物の整理を始めた初日、母ちゃんのヘビーデューティな長靴を発見しました。

靴底にスパイクが沢山付いた、山菜取りに便利な長靴です。

数回しか履いたことのないその長靴は、キレイに洗われていて新品のようです

捨てるのももったいないので、ご近所の山菜取り名人の奥様に履いてもらうことにしました。

『こんな高そうな靴』と恐縮しきりの奥さまでしたが、そのお返しにと軽トラでセニアカーを運んでくださることになりました

ずっと駐車場に停まったままだったので、どうしたのか気になっていたのだそうです。

晴れた日を待って2時間以上もかけて運ぼうとしていたので、とても助かれます。

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明日の母ちゃん、『象さんのお鼻』になってるかなぁ~