ビバのよもやま日記

長い介護生活から解放されて、猫と酒におぼれる毎日を綴る日記です。

お引越し

2012-05-26 22:39:29 | 自宅介護

母ちゃんの入院4日目です。

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朝一番で、お仕事先から電話です

週明けまでに、大至急の作図を頼みたいということでした。

病院に行く前に、お仕事先に打ち合わせに立ち寄ります。

作図の締め切りは月曜日の朝。

今日と明日とで仕上げることになります。

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病院に到着したのは、丁度お昼を回った頃でした。

いつものように病室に入ると、居るはずのベッドがカラッポ

ナースステーションにて母ちゃんの居所を聞くと、昨日の夕方に部屋を移ったとのこと。

重症室から一般病棟へのお引越しでした

どうやら病状は安定した模様です。

手には拘束ミトン、両の手首は固定されていました。

肘のあたりに新しい痣が出来ているところをみれば、相当暴れた模様です

両目はオイラの顔を追っているので、見えてはいるのかな

ただし、声掛けには無反応でした

新しい病室は、老衰ばあちゃんだらけのお部屋です。

食事をこばむばあちゃん、黙々と食べるばあちゃん、食べさせてもらうのを待つばあちゃん、

お膳を前にコックリコックリ舟をこぐばあちゃん・・・みんなうちの母ちゃんより10歳以上はお姉さんですね~

一人の介護士さんが、5人のばあちゃんの食事の介助をしていました。

食事の介助の途中で、オイラの所にやってきた看護士さん。

先生が近いうちに今後について説明したいとのこと・・・平日の午前中に時間を作ってほしいとのことでした。

入院から1週間目の火曜日、午前11時半に予定を組んでもらいました。

今のところ症状は安定しているものの、血圧がかなり高い値で推移中とのこと。

点滴の量を減らして、鼻からの経管栄養を考えたいとのことでした。

小一時間、母ちゃんに声を掛けながら手をサスリサスリ・・・

一つの反応も確認出来ないまま、諦めて帰宅します。

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帰宅後すぐにお仕事開始です。

甘えっこシィ君が椅子の背もたれに乗って、オイラの背中におんぶ

新しい妨害行為を開発したようです。

だれかこの光景を撮ってくれぇ~

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今回のお仕事は、図面では分かりにくいモノの制作図なので、ペーパー模型を作ります。

カッターで型紙をカットしていると、シィ君とミィちゃんのお手手チョイチョイ攻撃~

危ないからあっちに行っててぇ~

それでもあきらめずにやってくるのはミィちゃん

小首を傾げて、ジ~っと手元を見てる姿がかわぅぃ~ねぇ~

おとなしいミィちゃんと違って、シィ君は突然すべりこんでくるから危ないのなんの

カッターナイフは使うたびに刃を仕舞わなければなりません

えぇ~いはかどらんっ

遊んでやるからこっちゃこいっっ

ってなわけで~、母ちゃんの部屋で遊んでやりましたわい

お仕事の続きはまた明日~

母ちゃ~、早く帰ってきて猫達と遊んでくれよぉぉぉ~


除脈

2012-05-25 21:21:08 | 自宅介護

母ちゃんの入院3日目です。

脳梗塞後から1分間に30程度の除脈で経過していましたが、今朝あたりから50くらいまで回復しています。

同じく、ずっと目を開け続けて腕の筋肉は緊張状態でしたが、昼前のシャワー浴で疲れたのか、両目を閉じ、眉間のしわも消え、両腕も素直に体に沿っています。

危険な時期が過ぎたと判断したようで、これからはしょっちゅうシャワーでキレイにしてもらえますね~。

でもね・・・声を掛けても反応が無いのはさびしいです

先生の言うとおり、このまま植物状態になっちゃうのかなぁ~

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ボ~っと病室に居ても滅入るだけなので、帰って家の片づけを始めました。

まずは母ちゃんの箪笥から。

引っ越してきて11年、一度も開けたことが無い引き出しから片付けます。

引っ越しの時に捨ててくれば良かったのに、母ちゃんってば一切合切持ってきちゃったんだねぇ~

30代の頃に着たと思われるワンピースやら、昔懐かしのスーツやら、どう見てもサイズが合わない服ばっかり

挙句の果てに、穴の開いた無数の靴下、伝線だらけのストッキング、擦り切れた肌着など・・・物持ちが良いというかなんというか

40?のゴミ袋6個分も出てきました

これでもまだ箪笥ひと竿分・・・まだ洋服ダンスが残ってる

洋服ダンスは後回しにして、空いた箪笥には『今着られるもの』だけを整理して入れました。

母ちゃん、いつ帰ってきても良いよぉ~

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昼前、酸素屋さんが機械の撤収にやってきました。

ショートに置いてある機械の撤収もお願いしました。

短い間でしたが、お世話になりました。

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家の片づけはまた明日・・・

ということで、明日はばあちゃんの箪笥も片付けようと思います。

いつかやらなきゃと思っていましたが、あれよあれよと2年も経っちゃったんですね~

肌着や普段着はすでに片付け済みですが、着物類が残っているんです。

着物とは言っても、昔のばあちゃんの普段着ですからねぇ~

値打ちの物は皆無だし、古着に出せそうなものも無いし・・・

やっぱ思い切って捨てちゃおうか

よしっ、そうしよう

問題は・・・空にした箪笥をどうやって2階のオイラの部屋に運ぶかなんだよなぁ~

桐の箪笥は軽いから運べると思うけど、洋服箪笥はどうしよう・・・

と、その前に、オイラの寝室を片付けなきゃね~

なにしろオイラの寝室は、今流行の『汚部屋』だもんねぇ~

無数の本とホコリと猫の毛が満載だぁ~

ベッドの下なんか、怖くて見られないよぉぉぉ

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母ちゃんの容体もひとまず落ち着いてきたようだし、週明けからお仕事再開と参りましょうか

まずはお医者様からお話を聞いてから・・・

ところで、介護ベッドの撤収はいつ来るんだろう・・・

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ご近所の奥様の姿が最近見えないと思っていたら、母ちゃんと同じ病院に入院していました。

糖尿病が悪化したのだそうです。

でも、あと2週間ほどで退院の予定だとか。

糖尿だとお菓子のおすそ分けってわけにもいかないから、何か別の退院祝いを考えなきゃね~。


面会

2012-05-24 23:07:43 | 自宅介護

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昨夜のブログ更新中のシィ君・ミィちゃんです。

傍にいてくれるだけでうれしいのよぉ~

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母ちゃんの入院2日目です。

昨夜はなかなか寝付けず、あれこれ考えながら悶々としていました。

たぶん寝付いたのは4時過ぎくらいかなぁ・・・

目が覚めたら8時。

朝食は母ちゃん用に作ったお粥の残りを食べて済ませました。

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母ちゃんのベッドの枕元では、ミィちゃんがソーラーチャージ中です

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シィ君は、ベッドメイキング済みのベッドで母ちゃんを待っています。

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まずは、母ちゃんがショートスティで使った物を洗濯

干し終えたところで、叔母に渡す新幹線の切符を受け取りに盛岡駅に向かいます。

自動発券機で切符を受け取り、その足で母ちゃんが入院している病院へ・・・

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病院に到着したのは11時でした。

病室では丁度オムツ交換の時間。

陰部洗浄から着替えまで済んだところで、口腔ケアへと移行。

そこで看護士さんから口腔ケア用品を購入するように言われました。

病棟の1階のファミマにて、口腔ブラシ、洗浄剤、保湿ジェルを購入。

さっそくそれらを使用して口腔ケアをしてもらいました。

ずっと口を開けっ放しなので、乾燥で舌にヒビが入りかけてました

ケアが済んだ母ちゃん、昨日はダラリとして全く動かなかった左手が動いています

今朝ぐらいから動き出したとのこと。

梗塞部分に血流が戻ったってことかな

頭は右向きで固まっていて、正面に向けてもすぐ右を向いてしまいます。

両目は開いているものの、見えてはいない様子。

点滴を繋いだ右腕は宙をさまよい、人差し指は天井を差しています。

ひじ部分には無数の青あざが出来ていて、昨夜の暴れん坊具合が伺えます。

喉にも麻痺が出たようで、痰の吸引が始まっていました。

酸素に関しては、血中酸素飽和度がそれほど低くないとのことで、日中は外して様子を見るのだそうです。

足の指には無線タイプのパルスオキシメーター、胸には無線タイプの心電計が付いています。

最近の病院ではケータイが使える範囲が広くなってきていますが、この病室だけは別のようでケータイ禁止でした

手に丸めたタオルを握らせているところに、今日の担当介護士さんがやってきました。

穏やかな笑顔の看護士さんに今日の状況の説明を受けました。

まだ浮腫は続いていて、容体は安定していないとのこと。

身体のあちらこちらが動くのは脳の回復には必要な事だから、危険が無いように見守っているとのこと。

母ちゃんの左手の力は半端なく、握られると爪の後が付くほどです

脳が力のコントロールが出来ない状況なのだそうです。

梗塞部分の血流が戻ったことで、脆くなった血管から出血する恐れがあるとのこと。

もしもの場合、開頭手術をするかどうか尋ねられました

これに関しては搬入時のお医者さんにも言いましたが、『自然にまかせたい』旨を伝えました。

医師から余命に関する説明を受けたいか尋ねられたので、『はい』と答えました。

脳梗塞の症状が安定したのち卵巣癌の状態も含めて、説明を受けることになりました。

まずは脳の安定が先ということだそうです。

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朝軽くお粥を食べただけだったので、おなかがクゥ~

病室の時計にチラリと目をやった看護士さんが笑顔で、『今日はちゃんと昼食食べて下さいね、昨日は食べられなかったでしょう』と気遣ってくれました。

お言葉に甘えて食堂へ・・・

『冷やし中華はじめました』の文字に惹かれ、今年初めての冷やし中華を食しました。

病室に戻る途中、叔母から電話です

『今病院の駐車場だけど、何号室

『は~い、玄関まで迎えに行きま~す

何しろだだっ広い病院なものだから、はじめての人は迷子になっちゃう。

玄関ホールまで迎えに出ると、叔父が参った顔で椅子に座っていました。

脊柱管狭窄症で、長く歩けないほど辛いようです。

叔父にはロビーで待っててもらい、叔母だけを病室まで案内しました。

叔母の第一声『なんたらこったになってぇ~

手を握って声を掛けてくれるも、開いた眼には反応がありません。

しばらく二人だけにしてあげました・・・

その間にも看護士さんが吸引に来てくれたとのことで、『ここの看護婦さんは働くねぇ』としきりに感心しまくっていました。

面会の最後に、新幹線の切符と従妹へのお祝いののし袋を託しました。

オイラも一緒に帰ることにして、看護士さんに一言声を掛けると看護師長さんが出てきてくれました。

くれぐれもよろしくと頭を下げる叔母に、『心配でしょうが、お任せください』と笑顔でおっしゃられた看護師長さんの横顔が印象的でした。

待ちくたびれた叔父は、車で待っていました。

体調が悪いのに来てもらって、ありがとうございました。

おみやげに『青森産長芋』を頂戴しました。

こんなデカい長芋、一人じゃ食べきれないじゃん・・・

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家に帰ると・・・

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おばあちゃん・・・ムニャムニャ

車いす用の低反発座布団を枕にして寝ていました~

早く母ちゃんが帰ってくるといいね・・・

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病院との往復だけでは気が滅入りそうなので、明日から時間をかけて家の模様替えを敢行しまっす

まずは家中の家具の採寸から始めました。

図面を作って家具の配置を模索するも、箪笥の量が多すぎっ

なにしろ4人分の家具だもんなぁ~

せめて半分にしなきゃねぇ~

服を捨てることから始めなきゃ


脳浮腫

2012-05-23 23:00:21 | 自宅介護

本日2度目のアップです。

神経内科の病棟に入院した母ちゃん。

病室は男女混合病棟です。

右脳の広範囲に浮腫が出ているそうで、浮腫を落ち着かせる点滴を投与中です。

浮腫が進んだ場合、呼吸停止の恐れがあるそうで、ここ1日~2日早期治療が肝心ということでした。

それを乗り越えれば、1~2週間で筋肉の硬直を解くリハビリが始まるそうです。

ほぼ意識が無い母ちゃんですが、無意識で動く方の右手をブンブン振り回し、点滴のチューブを掴んでいました。

そのせいで、拘束ミトンのお世話になっています

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夕方、オムツ類一式と100均のおしりふき、タオルケット2枚、肌着シャツ数枚、入れ歯ケースを持参しました。

夕方になって、動きが少しだけ活発になった母ちゃん・・・

動く方の右足をモゾモゾ、拘束されている右手はガシガシ・・・

時折右半身を起こそうとして、体を上げようとしています・・・

看護士さん曰く、脳梗塞の患者さんの特徴なのだそうです。

数日はこの症状が出るんだそうな・・・

その後、動きがもっと活発になった場合には、3月の入院と同様付添いをお願いするかもしれない・・・とのことでした。

当面は容体急変の恐れがあるとのことなので、オイラはお仕事をセーブすることにしました。

大きなお仕事はお断りして、小規模のお仕事と修正作業だけ受注することになりました。

お仕事先には度々ご迷惑をおかけして、申し訳ありません・・・

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入院の手続き中、何度かケアマネさんから留守電が入っていました。

酸素屋さん、介護機器屋さん、訪看さん、訪問医さんの利用中断の手続きをすべてやってくれたそうです。

本当に感謝申し上げます。

ちなみに、今日までお世話になったショートスティからは、今後の利用を断わられました。

これで、老健、特養、ディ、ショート等の施設利用は出来なくなってしまいました。

今後は1カ月の入院を目処に、療養型病床を利用することになります。

3月の時と違って、今度はちゃんと入院先を探してくれるとの確約を先生から頂きました。

・・・ホントかな~

どうか、受け入れ先が見つかりますように・・・

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こんなことになったので、来週の従妹の結婚式を欠席することになりました。

式には叔母一人で行ってもらいます。

遠目でもいいから、スカイツリーが見たかったなぁ~

ま、そのうちチャンスもあるわなぁ~

とりあえず、叔母の分の切符を受け取りに行かなきゃ


緊急搬送

2012-05-23 15:52:51 | 自宅介護

ショートスティ2日目の母ちゃんです。

セニアカーを友人のところに持っていく予定でしたが、雨のため断念しました。

お仕事はチェックバック待ちなので、まずはのんびり朝ごはん食べようかな~

と、思っていた9時過ぎの事、ショースティから電話です。

今朝のオムツ交換時まではモゾモゾと元気な様子だったそうですが、朝食の時間になって様子がおかしくなり、左手がダランと動かなくなったとのこと。

訪問医さんに連絡を取ったら、日赤に緊急搬送の連絡を取ってくれたとのことで、慌ててショートに向かいました。

救急車よりオイラのほうが早かったわぁ~

母ちゃんの様子は、声掛けに反応せず、左手がフニャフニャ~

そこに救急車がやってきたので、ショートの介護士さんと共に乗り込んで、一路日赤へ・・・

CTを撮ったところ、体の震えで画像がぼやけていますが脳梗塞の疑いとのこと。

引き続きMRIを撮ったところ、クッキリと脳梗塞の影が現れました。

右半球の広範囲と後頭部に梗塞がありました。

右脳が腫れはじめているらしく、左脳を若干圧迫しているようです。

卵巣癌の細胞か心臓の血栓が脳へ飛んだのが、梗塞の原因だそうです。

当然のことながら、入院決定

脳梗塞と卵巣癌の治療を受けることになります。

入院手続きを済ませ、ショートに置いてあった荷物と車を取りにタクシーで戻ります。

ってなことで、現在入院の準備のため一時帰宅中です。

オムツ、肌着、タオルケットを持って、これからまた病院へ行ってきます。

前回の入院とは異なり、夜間の付添いは不要とのことなので、様子を見ながら行ったり来たりすることになると思います。

猫達のごはんを用意して・・・

んだば、行ってきまっす