知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

「個」の確立が国家を甦らせる。

2012年02月08日 | 国家論
ギリシアが案を受け入れるかをめぐって、
 EUが緊迫化
しています。

案を受け入れないと、デフォルトの可能性が高くなるからです。


国家も個人も同じで、
 収入の範囲内で暮らす
ということが重要です。

ギリシアの場合、公務員の人件費という支出が膨大であり、
 税収を期待できる産業がない
ことから、国債で賄うしかなかったというわけです。

これは、日本も同じです。


一番よいのは、
 全員が、自分の生活を自分の力でなんとかする
ということ。
原始的ですが、これが、国家の基本です。

ただ、身体的な理由などから、働くことができない人に対して、
 みんなで、支えあっていく。
これが、福祉主義。

ただ、福祉が行き過ぎると、モラルハザードを起こす。

頑張らなくても、生活できる。
嫌なことはしたくない。
つらい仕事はしたくない。
競争したくない。

そうなると、福祉予算が膨らんでしまう。
一部の働いている人の負担がどんどん重くなっていく。

コストが重くのしかかり、ビジネスが成り立たなくなってしまう。
産業が衰退する。


すべての行政サービスには、コストがかかっていることを意識する。
無駄な行政サービスや過剰な行政サービスや、
 ITでコストカットが図れる行政サービス
を見直していく。

そういったことが、今求められています。


個人が経済的な再生を図る方法も同じ。
無駄な出費を減らす。
それと同時に、収入を増やすための投資をする。

一日30分でも、
 来年の年収アップにつながるスキルを磨くために使う。

この繰り返しで、確実に年収が上がっていく。

年収が下がるという特集ばかりしていますが、
 こんな時代でも、確実に年収を上げていっている人
もいます。

何もしなければ、労働力という供給がアジア圏を中心に増えてきているので、 
 下がって当然。
これは、需要と供給の関係という経済の最初で学ぶテーマです。

ただ、この関係を打ち崩すのが、
 希少性。

すなわち、知的に成長して、需給曲線の前提を打ち崩す。
どんな前提かというと、
 供給される商品やサービスの質が同じ
という条件です。

この質が異なれば、需給曲線は成立しなくなります。

 そんなうまくいくわけないよ。
 僕は、能力がないから無理だよ。

そう言いそうになったら、
 今までのやり方がまずいのではないか
を疑ってみるとよいと思います。

無理な理由を探すよりも、
 なぜ、できないのかという原因と
 どうしたら、できるのかという手段を
考えるために時間を使う。

この方が、絶対に、人生が楽しくなると思います。

こういった人は、
 「個」の確立が図れる
と思います。

人生を楽しんでいる人が増えていく。

そういう国家は、クールな感じがします。
自分のやりたいことを、仕事にして、楽しんで生きている人が多い。

別に対して儲からなくても、そんなに気にしない。
これで食べていけるんだから、幸せだ。
そんな人は、クールです。


プレジデントの2000人調査。

仕事
 会社の将来性→感じない
 転職・独立→若い世代ほど転職志向。起業はしたくない。
 転職の条件→給料
 出世→できればしたいが管理職まで。経営幹部にはなりたくない。
 海外→駐在、就職に興味なし。

労働組合を支持母体とする民主党政権を反映した「労働者」的仕事観です。

要は、
 安定、給料はそこそこ高い(リスクを取ってまで高くなくてよい)、新しい環境は嫌。
 責任は取りたくない。

官僚のスタイルは、まさにこんな感じです。

それで、リスクをとって稼ぐようになったり、
新しい環境でがんばって、稼ぐようになったり、
重い責任を背負って、稼ぐようになった人から、
 高い税金を取って、自分たちは楽して、そこそこ入ってくればよい
というわけです。


それでも、僕は、リスクをとって、努力して自分を成長させ、「個」を確立していく方を選びます。
理由は、楽しいからです。

ロールプレイングゲームと同じです。
レベルアップを楽しみ、できないことができるようになったことを楽しみ、
新しい強敵(課題)に不安になりながらも、挑んで、クリアを楽しむ。

成長とともに、お金もどんどん増えていきましたが、
お金は、それほど使わないので、
それよりも、ドキドキ感の方が、重要です。
税理士から税金の算定結果を見せてもらうときは、ドキドキしますが・・・・


ドラッカーの「経営者の条件」。
意思決定とは、判断である。

僕の人生の意思決定は、19歳の時でした。
ただ、その時に、リスクをとって挑んだからこそ、今のところうまく回っていると思います。

若い人は、こういう不安な時代には、安定を求めたくなる心理に負けることなく、
 あえてリスクをとって、いろいろチャレンジしたほうがよい
と思います。

その厳しい過程で、「個」が確立されることになります。

室内犬のように、暖かな部屋でビーフジャッキーを飼い主におねだりする生活よりも、
 リスクをとって、見たことのない世界へ行って、自分で食べていけるように頑張る。

3年後、室内犬は、肥満状態で散歩するのも大変な状態に。
外の世界に飛び出した方は、シャープな「知」と「肉体」を手にしている。

クールに生きる。
そのためには、安定の枠から脱出して、
 自己責任で頑張り、「個」を確立する。

国家を甦らせるためには、
 室内犬のブリーダーである社会を知らない学校の先生
に頼ることなく、
 自分で知的に成長して、自分で稼げる人を育てる
ことが最善の方法だと思います。

税金をたくさん払ってくれる人を量産するわけです。
ただし、最高税率は、住民税含めて、40パーセントまでに押さえるべきだと思います
50パーセントは、違法な債権の取立人の報酬と同じです(「あいつから取り立ててやるから半分もらうな」ってやつです。)
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これから何が起こるのか?

2012年02月04日 | 国家論
今、日本は国家として変革の時期に入っています。
そのため、政治的混乱が今後も続くことになるはずです。

おそらく、民主党政権誕生辺りから、この動きが始まり、
あと、2回くらいの選挙(最大で8年)の間に、
がらりと変化することになると思います。

動きの初めは、小泉政権。
ここで、自民党の崩壊の兆し。
これがうまくいくと、自民党にとっては、ソフトランディングで、
 自民党政権を維持しながら、国体を変える
ことができました。

ところが、反発や竹中つぶしで、
結果として、自民党にとっては、ハードランディング。

民主党に政権を明け渡しました。

小泉政権が行おうとしたのは、
 利権による組織票
から、
 一般国民への支持の切り替え
という方法です。

組織票は、財政難になれば、うまく機能しなくなるので、
 財政難でも対応できる支持基盤
に切り替えたかった。
大衆受けする劇場型政治は、マーケティング手法を取り入れた
 一般国民をターゲットにした戦略
です。
大手広告代理店も関与していたといわれています。


これがうまくいき、小泉政権誕生が誕生。
一般国民の高い支持が得られました。

ただ、安部ラインで、ぶれてしまい、一般国民の支持を失い、
改革をマニフェストで約束した民主党に、政権を渡すことになった。

個人的には、もう少し先だと思っていたのですが、
当時は、年金問題という爆弾で、自民党が自滅したという感じです。

ただ、年金問題は、
 解決できない難問なので、消費税増税論とともに、今度は民主党をぶっ飛ばす爆弾になる
わけです。

今、試算を発表するとか、しないとか、国会で議論になっていますが、
 本来は、発表するのが筋ですが、
 あまりにも取り扱いが難しいもの(爆弾)なので、どうしたものか
と対応を悩んでいるというのが、首脳陣の本音なのだと思います。

それだけ、厚生労働省がでたらめだということ。
そもそも、年金制度の誕生のいきさつについても、
 問題が露見することには、どうせ、自分たちはもう退官しているから
というような発言が記録として残っていたというドキュメンタリー番組があったくらいです。

右肩上がりの経済を描いていれば、当然そうなります。


このブログでも書いていますが、
 今後は、地方の時代になる
と思います。

すでに、いろいろなところで、この動きは出ています。

理由は、中央にお金が集まらなくなっていることです。
 金の切れ目が縁の切れ目。

これは、経済の当然の原則です。

例えば、福岡など地方のテレビの仕事に、
 九州出身の全国区のタレントが移行している
とのこと。

住居を東京から福岡に移して、福岡やその近隣のテレビ局の仕事をする。

企業も、地方を中心にしたマーケティングに切り替えているところも増えています。


政治も結局は、地方に移行するということ。
住民も、とりあえず、自分の日常の生活が幸せであれば、
 中央がどうのこうのという無味乾燥の議論などどうでもよい
はず。

生活は、実は、地方で完結するからです。

逆にいうと、東京のスタイルを地方に押し付けられても迷惑なわけです。
今までは、お金をもらっていたので、文句を言っていないわけですが、
 これからは、お金がもらえなくなるので、それなら口も出すな
という感じになるわけです。

例えば、小学校の運動場の大きさは、決まっています。
ただ、山岳部の自治体では、そんな面積はないわけです。
切り開くにもお金がかかる。
これからは、金は出さない。
口出しするなという感じになります。


こういった問題は、どんどん噴出することになるはずです。

このあたりのさきがけが、大阪になりそうです。

プレジデントの2012年2月13日号には、
橋下知事と大前研一氏との対談が載っています。

ずっと、疑問だった橋下知事の知の源泉が分かりました。
地方を中心とした国家構造の変革の動きは、
 あと5年もすれば、学者連中が既成事実を前提に、あたかも昔から知っていたかのように書くことになる
はずです。

しかし、今の時期に、それほど、厚く地方自治を訴えている人は多くありません。
民主党も、道州制をマニフェストに掲げながら、法案を一つも出していない。

これは、そもそも、自分たち中央の利権を手放すことを
 やりたくない
からです。

東京を中心にした国からたくさんの補助金をもらっている学者も同じということです。
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締め切りの重要性。

2012年02月01日 | スキルアップ
今、大型のプロジェクトをしています。
本気で取り組まないといけないような、エネルギーがいる仕事なので、
先送りにしていまいました。

それでも、重たい腰を上げたのは、
 締め切りが迫っているから。

人間は不思議なもので、追い詰められれば、
 必死でやる
ことができます。

必死でやると、
 いろいろよい方向に回っていく
ので、
 意外とよいアイデアや資料が見つかる。

その結果、
 自分が考えていたよりも少ない時間とエネルギーで、
 自分が考えていた以上の結果が得られる。


締め切りを守れなかったら、
 自分は破滅する
と考えています。

だからこそ、死ぬ気で頑張れる。

今までの人生を振り返っても、
 かなり追いつめられていたな
と思います。

そのおかげで、成長できた気がします。



試験シーズンですが、受験生の人も、
 自分を追い込んで努力をする
ことで、
 きっと成長できる
と思います。

ただ、試験の準備については、
 追い込みながら必死にやる
わけですが、
 試験の前日辺りからは、クールな頭に切り替える
とよいと思います。

これは、脳科学的なものですが、
 脳にゆとりがないと、ちょっとしたことで失敗する
からです。

例えば、マークシートで一つ余った。
もうだめだ。パニック。
対応できず、無駄に時間を使う。
もしくは、全部消して一からマークしなおし時間切れ。

その際に、3秒数えて。
後ろから一つ一つ直していく。

あっここでずれたんだ。
ばかだなぁ。俺。

時間がもうないから、あと1問だけ解いて、
後は、全部今日のラッキーナンバーの3にマークしておくか。


こんな感じで、冷静に危機に対応するとよいと思います。

仮に、それでうまくいかなくても、
 たかだか一つの大学の、さらに一つの科目でしかない
からです。

そんなことぐらいで人生は破滅しません。
 あれ、さっき言っていることと違うぞ。

ここがポイント。
僕は、このポイントを習得するのに、かなり無駄な時間を使ってしまいました。

つまり、
 準備の時は、自分を追い込んで、必死に努力。
 試験の時は、開き直って、自分の努力が発揮できるようなリラックスした脳で挑む。


この試験で培ったスキルは、
 試験だけでなく、面接や、プレゼンや、プロジェクトなど、
 なんでも共通する重要なスキルだ
と思います。

営業なども、準備は徹底的にやる必要がありますが、
売り込みに必死さが表れていると、かえって客はひいてしまいます。
デパートの売り込みが激しい店員や、生命保険の営業をイメージすれば分かるはず。
本番は、余裕が必要。
 買わなくていいですよ。気に入ったら買ってくださいね。
でも、この人の商品の説明は、完璧。信頼できるぞ。
となれば、自分が欲しいと思うものなら、この人から買おうと思うはず。

試験のスキルと営業のスキルは共通するわけです。



大学、資格、昇進試験。
試験は、大変ですが、
 合格の喜びを味わえるのは、その大変な試験をがんばったからこそです。

合格発表のドキドキ感を明確に覚えている人も多いはず。
そんなドキドキ感を最近味わってないなという人は、イメージしやすいはず。

人生において、
 そんな喜びを味わえる幸せな瞬間
は、そうそうたくさんあるものではありません。

そんな感じで、前向きに考えれば、つらいことも頑張れるはずです。
がんばってください。


僕が民主党を見限ったのは、
 努力しない人にも、無条件でばらまく子供手当や農家の戸別補償などを推し進めて、
 僕が一番重視する「努力の大切さ」をないがしろにしている
からです。

 努力しない人や努力しない国家が、ずっと幸せでいられるなんてことはない
と信じています。

そういうポリシーであるため、
 努力して成長したいと思っている同じ価値観を持つ人(仲間)には、
 時間とお金とエネルギーをかけて集めた役立つ情報(スキル)を提供したい
と思っています。

スキルアップはそんな目的で書いています。
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