松本侑子著書の金子みすゞに恋い焦がれていた弟の視点から書かれた小説でした
弟の雅輔の日記やみすゞに宛てた手紙を筆者が何年もかけて読んで書かれたものなので読みごたえがありました
へぇ~というようなことも書かれていて 私はみすゞのことはそこまで詳しくないのでとても参考になりました
ところどころに載っているみすゞの詩はよく知っているものも多く
この小説を読みながら改めて詩を読み返してみるといろいろな思いが湧き上がって涙してしまいました
また大正~昭和に作られた様々な童謡の詩は心穏やかになるものでした
一番気になったのはやはり自殺の推測でしょうか?
私自身どういう思いだったのだろう??と昔から気になっていました
実際仙崎の金子みすゞ記念館でもいろいろ想像してみましたが 結局は本人にしかわからないことです
なので今回小説を読みながら 自分なりにまた想像してしまいました
一つわかることは・・子供を持つ親の立場からの視点は似たような思いがあるのかな?と
死んでしまおうと思ったこと何度もあるし今も自己肯定できないことも多くまだまだリハビリ中なので
改めていろいろなこと考えさせられました
今の私は・・・どんなにつらいことがあっても生きる方がいいなと。
あらためてまたみすゞの詩を読んでみようと思います