ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

新学期

2004年04月06日 | ゆきちゃんの日記
いよいよ新学期が始まりました。
  
新しい担任の先生はM田先生。
ベテランの女の先生です。 

そして、交流の担任は今年転勤してこられたⅠ西先生。
若い男の先生です。
 
どちらも今まで由紀子と接点がなかった先生方です。 
 
新しい先生が決まった事でホッとしたのと同時に、
由紀子を知らない先生方との新学期はどのように変わるのか・・・・。 

転校をしてきた時と同じような不安が一度にこみ上げてきました。 

由紀子よりも母の方が少しパニックになりました。 
 

二人の先生を前にして、
由紀子の事をいっぱい説明しても、
まだ話していない事がありそうで・・・。 

焦りの気持ちでいっぱいでした。 
 

そんな気持ちを持て余していた私の所に、
由紀子が保育園でお世話になったO上先生から電話がかかって来ました。 

転勤のお知らせの電話だったのですが、
その時つい泣き言を言ってしまいました。 

「由紀子の担任がまた変わったんです。
どちらも初めての先生で・・・。」 

そこまで話をした所で先生に言われてしまいました。 

「あら~~!また新鮮でいいかもよ~~!」
(⌒▽⌒)アハハ! 
 
その、あっけらかんとした声といい方に
私もつられて笑ってしまいました。 
 

思い出しました。 

由紀子が自閉症と解って間もない頃、
小さなことに落ち込む私を
先生がいつもこんな風に笑い飛ばして励ましてくれました。 

あの頃、何度先生に助けてもらったでしょう・・・。 

そうですよね。 

新しい視線で由紀子を見てくれる人たちと出合ったことを
喜んでもいいんですよね。 
 

O上先生だけではありません。 

冷静になってみたら私の回りには
由紀子を心配してくれる先生方や子どもたちがいっぱいいました。 
 
そして、今日始業式がありました。 

由紀子は爪を噛みながらがんばっていました。 

M田先生は最初にあった日からずっと
私の話を聞き続けてくれています。 

こんなに一度に話しても先生は覚え切れないだろうと思いながら、
話さずにはいられない私を受け入れてくれています。 

Ⅰ西先生は一生懸命由紀子との距離を縮めようと
努力してくださっています。 

今日も由紀子が歌っていた
「さんぽ」を一緒に歌おうとしたら、
由紀子に耳を押さえられてしまったようです。(笑) 

これから1年間、
由紀子の頼りになってくれる先生方です。 

この出会いがまたよい出会いである事を信じてがんばって行きます。 
 
そして夜、K村先生からも由紀子の様子を心配してメールが届きました。 
 

由紀子はやっぱり幸せものですよね。
o(*^▽^*)o~♪


=END=:
コメント
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