ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

紅茶をこぼしたのはどっち?

2005年11月09日 | ゆきちゃんの日記
今月の緊張症はかなり厳しいものになりました。 

睡眠障害がひどくてほとんど眠ることが出来ません。

今日で4日目です。 
 

付き合っている私はもうフラフラなのに
由紀子はなぜか元気です。 

元気いっぱい荒れています。(笑) 


昼寝をすれば少しは気分もよくなると思うのですが、
昼間も眠れないみたいです。 
 

疲れている私を見かねてねーねーが
気分転換に買い物へ行ってくるように勧めてくれたので、

お言葉に甘えて
一人で買い物と昼ごはんを食べに出かけてきました。 

2時間ほどでしたが、
おかげでとてもすっきりしました。 
 

家へ戻って「ただいま~!」と言った途端に、

家の中から由紀子が 

「紅茶をこぼしちゃったんだよ!」

と大きな声で訴えてきました。 

あらら・・(*・。・*)
「誰かこぼしたの?」

と聞くと 

ねーねーが!」 
 

すると、今度は洗面所にいたねーねーが叫びました。 


「違うでしょう!
ゆきちゃんが机を叩いたからこぼれたんでしょ!!」
q(ー"ー) 


「そうなの?」
と、聞くと 


「机を叩いたらダメなんだよ!謝るんだよ!」 
(_ _。)・・・シュン・・・ 


やれやれ!12歳も年が離れた姉妹のけんかです。(笑) 
 

どうやらねーねーが紅茶を飲もうとした時に
由紀子のイライラが始まって机をガンガンと叩いて、
その弾みで紅茶がこぼれてしまったようです。 
 

由紀子はねーねーからかなり叱られたらしく、
そのショックを私に伝えようとしたのですが、

言葉の使い方、
いや!表現方法を間違ってしまったみたいですね!(笑) 
 

もしかしたら由紀子の中では、
自分が机を叩いたことと、
ねーねーの紅茶がこぼれたこと、
この2つの現象はつながっていないのかもしれません。 


だって、由紀子は
何度も「ごめんなさい!」を繰り返していましたが、

それはいつも机を叩いたことについてで、
紅茶のことは触れないのです。 

考えすぎでしょうか?
(*^-'*)> ぽりぽり(笑) 
 

私がこんな事を考えるのは、
今読んでいる本の影響です。 

「自閉っこ、こういう風にできてます。」
という本なのですが、

アスペルガー症候群の女性たちの対談の本です。 

自閉症の中でも知的に遅れのない彼女たちは、
自閉症の内面を語ってくれます。 

とても興味深い話がいっぱいです。 

12年間一緒に暮らしていても、
まだまだわからない由紀子の世界が
そこにはいっぱい書いてあるんです。 

今更ながら由紀子たちは
私たちとは別の感覚で生きていることを感じます。

=END=
 
コメント
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