夕方学校へお迎えに行くと
由紀子がビーズの仕分けをしながら一人で待っていました。
なんだかちょっとテンションが低いような気がしたのですが、
私が由紀子よりも遅れて教室に来たせいかと思っていました。
すると、由紀子が突然席を立って「
校歌斉唱!」と言って、
先生の机にある歌本をもって
校歌をうたい始めました。
(・"・;) エ????
初めは訳がわからなかったのですが、
机の上を見たら卒業式のプログラムが作ってありました。
その中に「校歌斉唱」があったので、
これか!と納得しました。
そして、うたい終わって私にほめられると安心したように
席に座ってビーズの作業を再開しました。
でも、まだちょっと沈み気味・・・。
どうした?と聞いたら
「泣いちゃったんだ!」と答えました。
(・_・)......ン?
「お母さんのお迎えが遅かったから泣いたの?」
「泣いちゃったんだ!」
そうか・・・!と、
納得して帰ろうとした時に
K村先生に会って
一連の由紀子の行動の本当の訳を教えていただきました。
卒業式のプログラムを作り上げて、
そのプログラムに沿って場面を想定し
練習をしていた時の事です。
順調に進んで校歌斉唱で
由紀子が張り切って歌いだしたのはいいのですが、
なんと間違って2番の歌詞を歌ってしまったらしいのです。
それで、もうパニックです。
自分が間違った!
その事が許せなくて、
先生のなだめる声もやり直しをしようという誘いも
まったく耳に入らなくなってしまったそうです。
どうしようもなくて先生は落ちつくのを
ずっと待ってくださったようです。
その間に由紀子が自分でビーズを持ってきて
仕分けを始めたそうです。
気持ちを立て直しているように見えたので、
一人の方がいいと思って先生は教室を出て、
そこへ私が入ってきたというわけです。
気持ちが落ち着いて
「校歌斉唱」をやり直したいと思って
私に歌を聞かせたのですね・・・。
「泣いちゃったの!」も、
私が遅れたせいではなくパニックを起こした事を
私に伝えようとしたのです。
パニックを起こした事は問題かもしれませんが、
自分でちゃんと気持ちを立て直して、
パニックを起こした時点まで戻せるようになった由紀子を
ほめてやりたいと思います。
先生は、
「プログラムを作った事でうまく行っていたんですよ。
これなら、式に参加できると思ったのですが、
まさかゆきちゃんが校歌をまちがえるとは・・・(笑)」
と、笑いながら話してくださいました。
きっと大変なパニックだったんでしょうに、
いつもこうして笑顔で済ませて下さる先生です。
明日はいよいよ予行練習です。
今日のこの経験のおかげで
校歌もたぶん間違える事は無いでしょう(笑)
ど
うかうまく行きますように・・・。
=END=
由紀子がビーズの仕分けをしながら一人で待っていました。
なんだかちょっとテンションが低いような気がしたのですが、
私が由紀子よりも遅れて教室に来たせいかと思っていました。
すると、由紀子が突然席を立って「
校歌斉唱!」と言って、
先生の机にある歌本をもって
校歌をうたい始めました。
(・"・;) エ????
初めは訳がわからなかったのですが、
机の上を見たら卒業式のプログラムが作ってありました。
その中に「校歌斉唱」があったので、
これか!と納得しました。
そして、うたい終わって私にほめられると安心したように
席に座ってビーズの作業を再開しました。
でも、まだちょっと沈み気味・・・。
どうした?と聞いたら
「泣いちゃったんだ!」と答えました。
(・_・)......ン?
「お母さんのお迎えが遅かったから泣いたの?」
「泣いちゃったんだ!」
そうか・・・!と、
納得して帰ろうとした時に
K村先生に会って
一連の由紀子の行動の本当の訳を教えていただきました。
卒業式のプログラムを作り上げて、
そのプログラムに沿って場面を想定し
練習をしていた時の事です。
順調に進んで校歌斉唱で
由紀子が張り切って歌いだしたのはいいのですが、
なんと間違って2番の歌詞を歌ってしまったらしいのです。
それで、もうパニックです。
自分が間違った!
その事が許せなくて、
先生のなだめる声もやり直しをしようという誘いも
まったく耳に入らなくなってしまったそうです。
どうしようもなくて先生は落ちつくのを
ずっと待ってくださったようです。
その間に由紀子が自分でビーズを持ってきて
仕分けを始めたそうです。
気持ちを立て直しているように見えたので、
一人の方がいいと思って先生は教室を出て、
そこへ私が入ってきたというわけです。
気持ちが落ち着いて
「校歌斉唱」をやり直したいと思って
私に歌を聞かせたのですね・・・。
「泣いちゃったの!」も、
私が遅れたせいではなくパニックを起こした事を
私に伝えようとしたのです。
パニックを起こした事は問題かもしれませんが、
自分でちゃんと気持ちを立て直して、
パニックを起こした時点まで戻せるようになった由紀子を
ほめてやりたいと思います。
先生は、
「プログラムを作った事でうまく行っていたんですよ。
これなら、式に参加できると思ったのですが、
まさかゆきちゃんが校歌をまちがえるとは・・・(笑)」
と、笑いながら話してくださいました。
きっと大変なパニックだったんでしょうに、
いつもこうして笑顔で済ませて下さる先生です。
明日はいよいよ予行練習です。
今日のこの経験のおかげで
校歌もたぶん間違える事は無いでしょう(笑)
ど
うかうまく行きますように・・・。
=END=