ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

教育相談

2004年09月10日 | ゆきちゃんの日記
今日は今年由紀子が受験する
付属養護学校での教育相談に出かけました。 

今日もタクシーで行きたいと言う由紀子の意見を却下して
バスで出かけました。

しかし、何度行ってもバスを降りてからの坂はきびしい!! 

由紀子以上に私がハァーハァー言ってしまいました。 

嫌がったわりには元気な由紀子は、
玄関に入ると私を置いてさっさと
プレイルームに行ってしまいました。 

追いかけて部屋に入ってみると、
そこにキャンプで由紀子の担当をしてくれた
Y田さんがいました。 

(Y田さんは大学4年生。
キャンプではすっかりお世話になってしまいました。)
 
うれしい再会です。

o(*^-^*)oニコ 
 

相談では先生に夏休み中の様子や、
キャンプでのがんばりを報告してきました。 

私が先生と話をしている間、
ずっとY田さんとブロックをして遊んでいた由紀子ですが、
私がいったい何を話しているのか・・・
ずっと気になって耳がダンボのゆきちゃんです。 

背中が微妙に反応するんですよね!!(笑) 

最近はなんでも話の内容を聞いているので、
うかつなことは言えません。 

でも、今日は「いろんなことに挑戦して成長した!」と、
褒めたから大丈夫ね!(笑) 

その私の言葉に反応したのか、
今日は新しい遊具に自分から挑戦をしていました。

 

ペダルと車輪だけの乗り物で、
バランスをとるのがとても難しい遊具です。
 
この遊具には今まで怖がって乗ろうとしなかったのに・・・。 

手伝ってもらってではありますが、
上手に前進をしていました。 

すごいぞ!ゆきこ!! 

なんでもやる気になればできるって事よ! 


=END=
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今日も水泳

2004年09月09日 | ゆきちゃんの日記
今日は昨日に続いて水泳の授業がありました。
(参観はなしです。) 

連絡帳にその授業で由紀子が
25メートル泳いだと書いてありました。 

最後の10メートルは
クラスのお友達の「
ゆきちゃん!がんばれ!」コールに励まされながら
笑顔で泳いでゴールしたと書いてありました。 

本当に幸せな由紀子です。 
 

来年は由紀子も中学生です。 

養護学校へ進学をするのですが、
このお友達と別れなければならないことだけが心残りです。 

由紀子には理解できないかもしれませんが、
このみんなのやさしさをしっかり覚えていて欲しいと思っています。 

そして、残された時間に
たくさんの思い出をいっぱい作って欲しいと思います。 
 
と、まじめな話をした後に
ゆきちゃんらしいエピソードをひとつ。 


今年、M田先生の配慮で
5組にカーテンをつけて更衣室を作っていただきました。 

お陰で水着の着替えなどが楽になって本当に感謝しています。 

今日も水泳の後、
5組に戻ってカーテンの中で着替えをするように
指示された由紀子なのですが、
先生が他の場所で着替えて戻っても
由紀子はまだカーテンの中だったそうです。 

中をのぞいてみると・・・。 

カーテンの中に置かれた大きな鏡の前で
水着のままでいろいろなポーズをして楽しんでいる由紀子が・・・

鏡が大好きな由紀子らしい行動です。(笑) 

「鏡をそこに置いたのは失敗でした!」

(; ̄o ̄)と話す先生。 

もちろん、先生は更衣室から鏡を出して
教室の元の場所へと戻すことにしたそうです。

ヾ(*゜▽゜*)ノ あはは 

しかし、どう考えても
見とれるような体型ではないと思うのですがねぇ・・・(爆)


=END=
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水泳参観

2004年09月08日 | ゆきちゃんの日記
台風一過! 

今日は風がさわやか、
お日様ぽかぽかのいい天気です。 

由紀子が楽しみにしていた水泳参観がありました。 



みんなと一緒にずっとニコニコの由紀子です。 
 

いろいろな種目があって
一人1つずつに参加するのですが、
由紀子が選んだのは水球!

w(゜ o ゜; )w オオー 


事前に聞いてはいたのですが、
実際にプールに入っている由紀子を見た時には
「これでよかったのか?」と
後悔らしきものを感じていました。 

皆がボールを追っかける中で
一人楽しそうに遊ぶゆきちゃん!(笑) 


近くにボールが来ると

∑( ̄[] ̄;)おお~っ!!

と、言ってよけてるし・・・(笑)
 

これは3組にとっては完全にハンディだよなぁ・・・と、
思ってみていたら・・・・、 

なんと!なんと!
さすがに3組のお友達です。 

2試合とも勝利です。
v(*゜ー゜*)vブィブィ♪ 
 

由紀子が戦力にならないことは
子ども達が一番知っていることです。 

でも、いつもみんなが力を合わせて
それをおぎなってくれます。 

水球に出たいと由紀子が言った時も
誰も反対はしなかったと聞いています。 

ありがとう!! 
本当にありがとう!! 
 

来週はこのお友達と一緒に修学旅行に行きます。
 
きっと楽しい思い出がいっぱいできると思います。


=END=
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台風

2004年09月07日 | ゆきちゃんの日記
久しぶりに大きな台風の直撃を受けました。 

やっと夏休みが終わって、
由紀子が学校へ行ってくれる様になったと喜んだのもつかの間、
今日は臨時休業でまたお休みです。 

この天気ですから、仕方がないですどねぇ・・・
ε-(_- ヾ)ハァ 
 

外は雨と風で大荒れだけど、
由紀子はあんまり気にしていません。 

家が大好きだから、
家の中にいられるだけで幸せ気分。 

ところが、大変なことが・・・ 


停電です。 
 


それまで本を読んでいた由紀子は、
「暗い!暗い!」と言って大騒ぎです。 
(我が家はもともと日当たりの悪い家なので、
雨の日はほとんど夜状態です。) 

懐中電灯をつけてやっても気に入らないらしく
本を投げ出して寝転んでしまいました。 
 

30分後電気がついてやれやれと思ったら、
テレビがつきません。 

ケーブルテレビがダウンしたみたいです。
 
すると由紀子が

「テレビは?テレビは?」 

ε-(_- ヾ)ハァ

今まで見てもいなかったくせに、
映らないとなると気に入らないらしくこれまたしつこい!! 

仕方なくDVDでアニメを見せることに・・・。 

一瞬にして機嫌がなおって家族全員ホッとしていたら、
後2分で終わりという時になってまた停電! 

「ぎゃ~~~~!」
ヽ(;TдT;)ノ  

 
すぐに復活したのだけど、パニックのまま

「最初から!最初から!」

と叫ぶ由紀子。 


そうです!

由紀子は見ているアニメが
アクシデントで途中で止まってしまった時には、
最初から見直さないと落ち着かないのです。

(自分でやめるのは平気なのに・・・)
 
仕方なくまた同じアニメを・・・・。

家族全員・・・

ε-(_- ヾ)ハァ 
 

するとまた5分で停電! 

「ぎゃ~~~~!」
ヽ(;TдT;)ノ 


そして、またすぐに復活して、
アニメを再生しなおし・・・ 
 

また10分後に停電! 


「ぎゃ~~~~!」
ヽ(;TдT;)ノ 
 


これを繰り返すこと数回!

┐(ーoーi)┌ =3 ハァ… 


由紀子のパニックはどんどんひどくなっていく・・。 
 

これでは家の外も中も台風です。 

そこで、停電が直ってもテレビはつかないように
スイッチを切っておくことにしました。 

幸い由紀子はパニック状態の中で
停電とテレビの因果関係を忘れてしまったようです。 

明かりがついてもテレビは消えたままだと信じてくれました。(笑) 

でも、その後また長い停電があって、
復旧したのは4時間後。 

台風が去った後も、
なかなか電気はつきませんでした。 
 

予約してあった歯医者さんに出かけたりして
時間をつぶして何とか乗り切りましたが、

我が家にとっては
台風よりも何よりも停電が怖いことを実感した1日でした。

=END=
 
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視力

2004年09月03日 | ゆきちゃんの日記
夏休み前の健康診断のときに
由紀子の視力はAでした。 

保健室のK宮先生が何度も練習をさせてくださって、
普通の視力検査ができるようになったと喜んだことを覚えています。 

ところが、夏休みの終わりごろから
なんだか由紀子の様子が変だと思うようになりました。 

夏休み前はパソコンの前からテレビの時計が読めていたのに、
最近は時間を聞くとテレビの前まで言って
時間を読むようになりました。 
 
いや~~~な予感!
( ̄~ ̄; ) 
 

それで、昨日保健室で視力検査をやってもらったら・・・
なんとCのラインまで落ちているではありませんか、

∑( ̄[] ̄;)おお~っ!! 
 

我が家は全員が近視(母と父は老眼も入ってきたけど・・・笑)
なので、きっといつか由紀子も近視になると思っていたけど、
やっぱりショックです。 
 
もしかしたら仮性近視の治療で
もう少し視力を回復させられるかもしれない!

そんなわずかな希望を持って眼科に受診することにしました。 

結果は視力が0.7! 

やはり近視でした。
(ノ_・。)うるうる・・ 

治療の効果は期待できないとのことでした。 

まだめがねを必要としないといわれ、
中学校入学前にもう一度検査をしていただくことになりました。 

やっぱりねぇ~!
ε-(_- ヾ)ハァ 
 

とても残念な結果だったけど、
この病院の先生がとてもいい対応をしくださいったおかげで、
私はちょっと救われた気持ちになってます。 
 

看護婦さんの一連の検査が終わって
由紀子と一緒に診察室に入った私に先生が

「おかあさん、向こうの壁の前に立ってください。」

と言いました。 

訳もわからず壁の前に立つと
 
「お母さんが見えるね?」

と由紀子に聞きました。
 
「見える!」

と由紀子が答えると、 

メガネをかけさせて
度の入っていないレンズを入れてもう一度 

「お母さんは見える?」 

「見える!」 

次は度の入ったレンズを入れて 

「今度はどう?」 

「見える!おかあさんだぁ!v(*^-^*)ゞ」 
 

この後の説明で先生が言いました。 


「見えないめがねでもお母さんが見えると言ったけど、 

度の入ったレンズのめがねをかけて

お母さんの顔を見たときの笑顔でわかるでしょう? 

やはり見えにくいんですね!」 
 

私と同じ年代の女性の先生でした。 

障害があって、
検査が正確にできない子供を持つ親の気持ちが
よくわかっている人だと思いました。 

確かに由紀子が近視になったのは残念だけど、
あの笑顔のおかげでつらい現実も受け入れられた気がします。 

そして、これ以上私の顔が見えなくなる前に
メガネを掛けさせようと思います。 


=END=
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